2021年のF1ではダニエル・リカルド(マクラーレン)やカルロス・サインツJr.(フェラーリ)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)など多くのドライバーがチームを移籍したが、その中でもレーシングポイントからレッドブルへと移籍したセルジオ・ペレスは一際高い注目を集めた。
チームを移籍したドライバーは、それまでのマシンから全く新しいマシンへと適応するために長い時間を必要としていた。ルノーからマクラーレンへ移ったリカルドは、特にドライビングを適応していくことに苦戦していたひとりだ。
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そしてペレスもレッドブルに移籍したことで、その新たなマシン設計の哲学に慣れる必要があった。
ペレスは外部の人々が各チームのマシンの挙動がどれほど異なっているのかを過小評価していると語っており、ドライバー自身ですら時にはチーム移籍やパワーユニット供給元の変更を過小評価することがあると述べた。
「ああ、もちろんそうだ。ドライバーですら、実際に経験するまで過小評価してしまう」
「異なるメーカーのパワーユニットを使うことは、全く別の仕事なんだ。レーキ角の大小といった哲学が全く異なるマシンをドライビングするのも、完全に別物だ。物事に対するアプローチが極端なまでに違うんだ」
ペレスはレッドブルのマシンからパフォーマンスを引き出すために、これまでに学んできたモノを忘れ、新たにドライビングテクニックを学んでいくために数ヵ月を費やす必要があったとも語っている。
「新たなテクニックを学ばなくちゃいけないんだ。基本的に、僕が慣れ親しんできたモノは、ここでは通用しなかった」
「それは他の人でも同じだろう。例えばだけど、マックスがメルセデスに入ったとしても、両者は非常に異なっている。レッドブルとメルセデスはとても近いラップタイムを刻むけれど、そのタイムの出し方は全く異なっているんだからね」
一方で、レッドブルで1年間を過ごした後、2022年シーズンに向けたペレス自身のアプローチについての変化を訊くと、彼はレッドブルに親しんできたこと、基準となるラインがあることが大きな違いになると述べた。
「僕らはもうベースとなる基準が備わっていて、それを改善していくことができる。つまり大きな違いがあるんだ」
「今はもう(レッドブルの)皆のことを知っている。誰に何を聞けばいいか、どうすれば最大限の力を引き出せるのか、それはもう理解しているんんだ。だから全く違う状況なんだ」
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