2020年のF1開幕戦オーストラリアGPは、木曜日の夜にマクラーレンのスタッフのひとりが新型コロナウイルスに感染していることが明らかになった後、金曜日のフリー走行開始数時間前にイベントの開催中止が決まった。
その後、世界中で新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大したことを受け、さらに9つのレースが中止もしくは延期となった。しかし7月上旬のオーストリアGPを皮切りに、十分な安全対策を施し、さらに無観客とした上で、シーズンをスタートすることが目指されている。
■レースを再開するために、F1はコロナウイルス検査の無駄遣いをしてはならない?
FIAは今週、レースを再開する際の運営手順を議論する会議を開催。この手順には、パドックに立ち入る全ての関係者が、1日おきに新型コロナウイルスの感染検査を受けることも含まれている。
FIAの医療委員会の委員長であるジェラール・サイヤンは、新型コロナウイルス陽性の患者が確認されたとしても、オーストラリアGPのようにレースをレースをキャンセルすることなく、処理することができると確信していると語る。
「状況は、メルボルンの時と今ではかなり違うと思う。ウイルスに関する知識は、全く異なっているんだ」
サイヤン委員長はスカイスポーツF1にそう語った。
「今では多くのことを防ぎ、予測することができる」
「陽性が1件、もしくは10件確認された場合、陽性患者のための特別な経路を備えた特別なサーキットなら、完璧に管理することが可能だ。医学的に言えば、それは問題ではない」
しかしその一方で、陽性患者が多く確認された場合、F1がどのように行動したのか、その影響はより広範囲に及び、今後の動きが制限される可能性があることをサイヤン委員長は認める。
「スポーツとメディアの影響という点では、まったく異なる」
そうサイヤン委員長は語る。
「イベントを続行することが不可能である正しいラインがどこにあるのか、それを確実に知ろうとし、予測しなければいけない」
「しかし、今のところ問題はないと思う」
FIAのジャン・トッド会長は、オーストラリアGPのようなことを繰り返すのは避けたいと、熱意をもって語った。
「2020年の最初のイベントを実施することを、確実にしたいと思う。予測できない状況に直面することはないだろう」
そうトッド会長は語った。
「我々の専門家は、それに賢明に取り組んでいる」
現時点では、7月5日にオーストリアで初戦の決勝レースが行なわれ、その1週間後に再びオーストリアでレースを行なうことが目指されている。その後7月下旬から8月上旬にかけてシルバーストンで2戦を開催することが計画されていたが、イギリス政府がF1を検疫免除対象からは外さないことを決めたため、開催可否が不透明な状態となっている。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?