『Sky F1』のコンサルタントを務める元F1チャンピオンのデイモン・ヒルは、F1第4戦日本GPがレッドブルのライバル、特にフェラーリにとってテストになると考えている。
前回のオーストラリアGPでは、フェラーリとカルロス・サインツが昨年のシンガポールGPようにレッドブルに2024年最初の敗北を与えた。しかし、メルボルンでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が右のリヤブレーキの故障により早々にリタイアを喫したことで、フェラーリに優勝を挙げる道が開けたというのが大方の見方だ。
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1996年のF1世界チャンピオンであるヒルは、鈴鹿の高速レイアウトはレッドブルを追う者にとって大きな挑戦になると考えている。オーストラリアGPでのフェラーリの勝利は、より競争力のあるシーズンへの期待に火をつけたが、これまでレッドブルが支配してきた鈴鹿で、フェラーリがその勢いを維持することができるかどうかに注目が集まっている。
2チームの間で真の直接対決が繰り広げられるのを見たいと強く願っているヒルは、フェラーリのタイヤのデグラデーションとSF-24の空力効率が、鈴鹿の厳しい特性によって試される主なポイントと見なしている。フェルスタッペンがポールポジションの本命であり続けると彼は予想しているが、日曜日のシナリオは別の話になる可能性がある。
「これは鈴鹿でのレッドブルに対する競争における大きなテストになると思う」とヒルはポッドキャスト『F1 Nation』で語った。
「走行中のクルマの空力効率、タイヤの摩耗効率も本当に試されることになると考えている。フェラーリはストレートで速い。鈴鹿はストレートが多く、高速部分が多いので、フェラーリが実際のレースでレッドブルと競えることを本当に願っている」
「予選では、マックスが同じくらいのタイム、おそらくコンマ2秒かコンマ3秒くらいの差でポールポジションを獲得するだろう。問題はフェラーリのタイヤのデグラデーションが改善するかどうかだ。そのヒントを得るためにFP1、FP2、FP3を見ていくつもりだ」
「しかし、常に尋ねられる疑問は、マックスがリタイアしたからフェラーリがメルボルンで勝ったのかということだ。答えはわからないので、公正なレースで彼らがマックスを打ち負かす必要がある」
ヒルは、フェラーリにとって適正なリトマス試験紙が待ち受けていると考えている。しかし、フェラーリがレッドブルとの公平な戦いで勝利を収めれば、少なくとも現世界チャンピオンの脆弱性を証明することになるだろう。
「そうしたことが起これば、彼らは近づいている。そこに近づいていると思う。希望的観測かもしれないが、マックスに勝ってほしいわけではない。私はただレースを見たいだけだ。チャンピオンシップが開かれるのを見たいだけなのだ」
「しかしもしそうなれば、F1全体にとって本当に衝撃的なことだ。つまり、このレッドブルの独走に対して何かができることを意味するからだ」
フェラーリに加えて、ヒルはマクラーレンも注視しており、レースごとの彼らの確固たる進歩を指摘している。
「彼らは進歩を遂げており、レースが進むたびにますます堅固に見える。バーレーンでの初戦に満足しておらず、いくつか変更を施すと言っていたが、彼らはあの最初のレースで多くのことを学んだ」
「徐々に進歩してきていると思いう。彼らは強かったが、サウジアラビアでのスピードには不満を持っていた。サウジでの空力セットアップは間違っていたと思うが、メルボルンではスイートスポットに収まっていたようだ」
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