5月5日、ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブは、6月10~11日に決勝レースが開催される100周年のル・マン24耐久レースのエントリーリストを発表した。このなかで、ケッセル・レーシングの74号車にはケイ・コッツォリーノ/辻子依旦/横溝直輝という3人の日本人ドライバーの名が記されることになった。
今年が100周年の記念大会と、例年以上に話題が多いル・マン24時間に、日本から楽しみなラインアップが参戦することになった。日本はもちろんアジアなど海外でも活躍してきたコッツォリーノと横溝、そしてポノスの代表取締役社長としてF1やスーパーGT、スーパーフォーミュラ等さまざまなシリーズでスポンサードを行うだけでなく、自らステアリングを握りフォーミュラ・リージョナルやGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦してきた辻子がトリオを組むことになったのだ。
2023年ル・マン24時間のエントリーリスト更新で62台/186名のラインアップ確定。新たな“日本人トリオ”も参戦へ
今回の参戦は、エントラントはケッセル・レーシングとなっている。ケッセルはWECにシーズンエントリーしている木村武史/スコット・ハフェイカー/ダニエル・セラのトリオで57号車もエントリーさせているが、この74号車は、2022年のヨーロピアン・ル・マンで木村とミッケル・ジェンセン、フレデリック・シャンドルフのトリオがシリーズ2位を得たことで勝ちとった枠だ。
この枠を使い、ケッセルとカーガイ・レーシング、そしてポノス・レーシングがコラボレーションして挑むことになったのが今回の参戦の経緯というわけだ。
コッツォリーノはすでにル・マン参戦経験があるが、今季はミシュラン・ル・マンカップとのダブルエントリーというかたちに。そして辻子と横溝にとっては、ル・マン24時間は初挑戦だ。どんな戦いをみせてくれるか、注目したいところだ。
ポノス・レーシング
2023年ル・マン24時間耐久レース 参戦体制
エントラント:ケッセル・レーシング
参戦クラス:LM-GTE Am
マシン:フェラーリ488 GTE EVO
カーナンバー:74
ドライバー:ケイ・コッツォリーノ/辻子依旦/横溝直輝
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