Netflixで配信されているF1のドキュメンタリー番組『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』。今春公開されたシーズン4では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がルイス・ハミルトン(メルセデス)との激闘を制してチャンピオンに輝いた2021年シーズンが描かれているが、フェルスタッペンの直接のインタビューは一切収録されていない。
というのも、フェルスタッペンは『Drive to Survive』の作風に批判的であり、インタビューに応じなかったのも、同番組が「いくつかのライバル関係を捏造している」からだと主張した。また、今年3月の時点では、この番組に参加しないという考えに変わりはないと話していた。
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Drive to Surviveは世界中で成功を収めており、F1人気を高める上で非常に大きな効果をもたらしたと言えるが、一部の懸念を払拭するため、ドライバーとプロデューサー陣が話し合いを行なうことが計画されていた。
そんな中フェルスタッペンは、『Drive to Survive』のプロデューサー陣と先日話をする機会があったと明かした。そこでは、番組内でどのような映像が使われるかについて発言権があるかどうかが議題になったようで、フェルスタッペンとしても良い議論ができたという感触があったようだ。
「彼らと話し合いの場を持って、僕の考えや、これまでの作品の何が良くなかったかを説明したんだ」
フェルスタッペンはそう語る。
「短時間の話し合いだったけど、とても良い話し合いだった。ここから改善していければいいと思う」
「インタビューに答えて、それがどのように使われるのか、どのように番組に差し込まれるのか分からないよりも、自分の描かれ方についてもう少し発言権があっていいと思う」
「少なくとも僕が求めているのは、もっと現実味のある描かれ方を、ということだ。他のドライバーをどうするかはコントロールできないけど、僕が発信したことはコントロールしたいと思っている」
フェルスタッペンは、プロデューサー陣がなぜ自分を番組に参加させようとしているかは理解しているとしつつも、「自分の条件に合うものでなければ、参加する理由がない」と伝えたという。
Drive to Surviveは、2023年春に公開予定のシーズン5に向け、今シーズンも撮影が続けられている。なお2024年公開予定のシーズン6に関しても、既にゴーサインが出されている。このシリーズはドライバーがコース外で見せる一面を映し出すことで成功を収めており、ここ2シーズンで視聴率を上昇させている。
フェルスタッペンはさらにこう続ける。
「この番組を見ている人たち、そして番組スタッフも、もっと多くの人が登場して個人的なストーリーが取り上げられることを求めているのは分かっている」
「でももちろん、僕がこう見られたいという形にしたり、どのような取り上げられ方をするかコントロールしたり……そういうことができない訳ではないよね」
「例えば『申し訳ないけど、それだと僕があまり良いようには映らないよね』と言えるようになる必要があると思う。カメラに気付かない時もあるし、その時撮られたものを利用されることもある」
「僕たちは良い話し合いができたと思う。だから今後どういう結論になるのか見ものだね」
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