ヤマハのファビオ・クアルタラロは、最新型のYZR-M1はウイリーが多すぎる問題を抱えているため、現在のエンジンのフルパワーを利用できていないと語った。
クアルタラロはヤマハでMotoGPを戦うようになってから、パワー不足を口酸っぱく指摘してきた。そして2023年シーズン、ヤマハは新型マシンのエンジンで一定のパワーアップを達成し、その点についてはクアルタラロも評価していた。
■FIM、ホンダによる抗議をMotoGP控訴裁判所へと付託。開幕戦クラッシュへのペナルティは覆るのか?
しかし開幕戦を終えた時点で、ヤマハとクアルタラロは苦戦している。クアルタラロは現状では「ライバルと戦えない」と口にしており、開幕戦ではリヤグリップが十分ではなかったと指摘した。
彼は抱えている問題について、加速時にマシンがウイリーしてしまうことで、エンジンパワーを完全に使い切れていないと語っている。
「どう説明したらいいのか、僕も分からないんだ」と、クアルタラロは言う。
「ともかく、今年はマシンに小さい変更を加えて、特にラップタイムの面では大きく改善したのは確かなんだ」
「だけど加速部分で僕らはもっとパワーを使う必要がある。使えるパワーはあるのに、ウイリーでそれを使えていないんだ」
「そこが僕らの取り組んでいるところだ。でも正直に言って、予選で良いホットラップを刻めていない問題については、理由が分からない」
「全部を説明することは難しい。部外秘のことも多いと思うしね。でもとにかく、これは主にパワーの問題で、特にもっと加速したい時にウイリーしてしまって、限界まで使い切れていないという事実が存在しているんだ」
「予選では本当に良いラップタイムを出すことができず、レースではオーバーテイクが難しいと言わざるをえないというのが問題なんだ」
なおクアルタラロはヤマハのエンジンは2022年よりも良くなっているとしている。ただドゥカティやアプリリアのマシンの後方では「スリップストリームも維持できない」とも付け加えており、最大限のポテンシャルを引き出すことに集中したいと語った。
「現時点では、アプリリアとドゥカティに対して特に僕らは劣ってしまっている。でも取り乱してはいけないし、考えすぎないようにしなくちゃいけない」
「今のところ、僕らは自分たちのことに集中し続けて、最大のポテンシャルを引き出そうとしているよ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「経験と速さを考えればユウキ一択だ」——オランダからも、角田裕毅の2025年レッドブル昇格を推す声。元Fポン王者コロネルが語る
F1新規参戦叶ったキャデラック、拒否されたアンドレッティ。実態はほぼ同じ……違いはどこにあったのか?
2025年MotoGP暫定エントリーリストが発表。ヤマハは3年ぶりの4台体制、國井がMoto2へ参戦
【MotoGP】ヤマハ、バルセロナテストで投入フロントウイングには大きな変化。2025年に向け良い叩き台に?
マルケスが復活できたのは“良い意味でMoto2チームっぽい”グレシーニだったから?「ここでは最終的な決断を下す人と直接話せる」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
目茶苦茶なのは 理解できた
エアロダイナミクスは ライドハイトと共に、必要な時にダウンフォースを興し 要らない時には抜く事をしている
ストレートの加速で リアを沈ませ、スィングアームが伸びた事になり 柔らかいリアと同じ働きでトラクションをフォローし、上がろうとしたフロントを腰砕けにする
その時 上を向いたフロントのウィングは その位置をキープするダウンフォース量で機能し、更にアクセルオフとブレーキング開始時に 一瞬リアをリフトさせ、フロントウィングを立たせドラッグをつくりエアブレーキを生む バランスを取るため 徐々にリアを下げる(でもジャックナイフはする事も多い)
コーナーリングは 路面とカウルの間のエア溜まりをドゥカは下へ抜き、アプリリアはカウル下サイドを膨らませ 負圧をつくり、上へ逃がしている