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目的別クルマ選び【8】実燃費で勝負!

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目的別クルマ選び【8】実燃費で勝負!

車種別・最新情報 [2022.06.27 UP]


目的別クルマ選び【8】実燃費で勝負!

目的別クルマ選び【7】コスパ優秀/ファミリーカー

あなたのワガママ、かなえます!! 【目的別】大満足のクルマ選び×10
クルマ選びに際しては、こう使おう、あれもしようと、新しいクルマのある暮らしへの夢や期待がふくらむ。今回はクルマで叶えたい目的/用途から10カテゴリーを設定し、それを叶える車種をセレクトした。あなたのクルマ選びの参考としていただければ幸いだ。

●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

01■休日をランクアップ【1】 ミドルSUV
02■休日をランクアップ【2】 コンパクトSUV
03■休日をランクアップ【3】 ラージSUV
04■休日をランクアップ【4】 軽クロカン
05■休日をランクアップ【5】 ツーリングカー
06■コスパ優秀【1】 パーソナルカー
07■コスパ優秀【2】 ファミリーカー
08■実燃費で勝負!
09■充電いらずでEV入門
10■渋滞をラクにやり過ごす!
EX■マニュアル車/大幅値引き車 etc.


実燃費で勝負!『ズボラ運転でも燃料代が節約できる』【燃費優等生モデル】
ここではズボラな運転でも燃費が伸びていく、家計に優しいモデルをピックアップしたぞ!

燃費は良くて当たり前
ガソリン車も侮れない
 BEVの市販モデルが急増し、EV時代に一気に移行かと錯覚しそうだが、電力インフラも未対応で、一般化は見えてこない。とはいえ化石燃料への増税もありえそうで、燃料代高騰を意識するのもクルマ選びの基本だ。
 燃費と言えば要点はふたつ。ひとつは高効率パワートレーン、もうひとつは小型軽量。両方合わせればスモール&コンパクトのハイブリッド車が最強となる。ただし、マイルドタイプは別。パラレル式でもバッテリーやモーターの容量が小さければマイルドタイプ同様に動力性能や燃費のメリットは少なく、省燃費性能重視で選ぶだけの魅力に欠く。
 また、最新の高熱効率エンジン車ならば黎明期のハイブリッド車くらいの実燃費は可能。省燃費のスイートスポットは狭いものの、ハイブリッド車との価格差を考慮すれば経済的メリットは大きい。特に軽量小型クラスは車両価格も含めた総合的な経済性では上回る可能性が高い。
 使い方や経済性の考え方次第で選択の方向も変わってくるが、長く使うほど燃費のアドバンテージが活きてくるので、燃費を重視するユーザーならば、10年は使うくらいの前提で選びたい。


TOYOTA プリウス

●価格:259万7000~364万円

【ココがポイント!!】現行型は燃費+乗り心地も向上。元祖エコカーの実力は健在
燃費性能は未だにトップレベル。ハイブリッド車の基準車の座は健在
 ハイブリッド車の幕開けを飾って以来、その象徴的なモデルとして市場を牽引してきた。近年は小型軽量のアクアやヤリスの登場により、燃費ナンバー1の座を譲ったが、このクラスでは今でも最高水準にある。現行車はモデルライフ末期に入っているため、性能や機能での先進性は失われつつあるが、全車速型ACCやライン制御LKAなどの運転支援機能に加えて、シャシー性能の向上も図られている。
 ハイブリッド車が普及した現在ではプリウスの存在意義も薄れてきたが、一目でそれと分かるデザインや高速を苦手としない走りや実用燃費など、ハイブリッド車選びの基準車としての存在感は高い。


現行車はリヤサスがダブルウィッシュボーン式になったほか、リヤに駆動モーターを組み込む「e-Four」も採用されるなど、ハイブリッド車としての熟成も大きく進んでいる。

派生モデルとしてプリウスPHVもラインナップ。満充電からのEV走行距離は60kmと、自宅に充電設備があればBEVに近い感覚で使用することも可能だ。

TOYOTA ヤリス

●価格:139万5000~252万2000円

【ココがポイント!!】ガソリン車も燃費優等生。リッター20km/ℓ超えが狙える
ハイブリッド車もガソリン車も圧倒的な燃費性能を誇る
 燃費性能の頂点に位置するモデル。トヨタのハイブリッド車は低中速域を得意としているが、ヤリスハイブリッドは高速をまったく苦にせず、燃費もしっかりと伸びてくれる。
 また、ガソリン車も余力感あるドライブフィールと燃費が売りで、コスパはトップクラス。圧迫感の強い後席居住性や手狭な荷室などはウイークポイントだが、2名乗車が基準ならばイチオシできるモデルだ。


熱効率に優れる1.5ℓダイナミックフォースエンジンを搭載することで、1世代前のモデルとは比較にならないほどの燃費性能を獲得している。

TOYOTA アクア

●価格:198万~259万8000円

【ココがポイント!!】最新の制御&バッテリーの搭載でクラストップの燃費性能を誇る
燃費性能に加えて走りも強化。使い勝手の良さはヤリス以上だ
 ハイブリッドの普及のために開発されたスモールクラスのハイブリッド専用車だが、現行車の燃費性能はヤリスのハイブリッド車と大差なく、先代ほどのアドバンテージは感じにくい。ただし、後席居住性と荷室容量を配慮したキャビン設計やACCに停車保持機能を採用するなど実用性でヤリスを上回っている。
 また、新開発の積層型バッテリーの採用により余力を高めたドライブフィールや落ち着きのある乗り心地なども、アクアの長所。燃費も優先したいが、キャビンの汎用性もある程度は欲しい。そんなユーザーにとっては理想的なモデルと言えるだろう


先代比でバッテリー出力が約2倍に向上したバイポーラ型ニッケル水素電池を採用。より緻密なモーター駆動制御が可能になったことも見逃せない。

新機能として「パワー+」走行モードにエンブレ回生を強化してペダル踏み替え頻度を減らす「快感ペダル」制御も追加。走りの質感を高める工夫も盛り込まれている。

HONDA フィット

●価格:155万7600~259万1600円

【ココがポイント!!】クラス上の上級ハイブリッドを搭載、高速でも良燃費を期待できる
動力性能も大きく強化。幅広いユーザーにオススメできる
 ハイブリッド車は上級モデルにも採用されているe-HEVにシステムを一新。見た目こそファミリーカーらしい風貌だが、全体の味付けはドライバビリティ側にシフト。燃費性能の上乗せに加えて、加速性能の向上や高速走行時の余力感の増大など、動力性能が強化されたことで走りの魅力が高まっている。
 燃費/動力性能/キャビン実用性の三拍子が揃ったことで、幅広いユーザー層にオススメできる万能コンパクトモデルに仕上げられている。


充電用と走行用の2つのモーターを持つe:HEV。より効率が良くなった制御とエンジン直動機構を手に入れたことで、ハイブリッド車が苦手な高速走行をまったく苦にしない強みを持つ。

その他の要チェックモデル

SUZUKI ハスラー

●価格:138万7100~183万3700円・・・レジャーユースを意識した軽SUVだが、全てのグレードにハイブリッドを採用するなど、燃費に優れていることも強み。

NISSAN/MITSUBISHI デイズ/eK

●価格:132万7700~191万5100円/132万5500~182万500円・・・価格と性能のバランスの良さに定評があるが、上位グレードにはマイルドハイブリッドを設定するなど、燃費もなかなか侮れない。

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