2021年スーパーフォーミュラ・ライツの第6大会(最終大会)がツインリンクもてぎで開催され、第15戦~17戦が行なわれた。王座を勝ち取ったのはB-MAX RACING TEAMの名取鉄平だった。
最終大会を前にした段階で、ポイントランキングは名取が105点でトップ。2番手のジュリアーノ・アレジ(TOM'S)が85点、3番手の佐藤蓮(TODA RACING)が72点でわずかながら逆転の可能性を残していた。
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予選で全体トップタイムを記録したのは名取。貴重な1ポイントを加算したもののエンジン交換によるペナルティで6番グリッドスタートとなり、ポールポジションにはアレジがつけた。
ホールショットを奪ったアレジは2番手の佐藤に対して十分なギャップを保ってそのままトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。3位には三宅淳詞(ルーニースポーツ)が入り、その三宅を攻略できなかった名取が4位に終わったことで、タイトル決着は第16戦以降に持ち越しとなった。なおこの時点でチャンピオン争いは名取とアレジのふたりに絞られた。
雨の中行なわれた第16戦は波乱のレースとなった。何としても勝ちたいポールポジションのアレジはスタートで佐藤の先行を許すと、4コーナーで名取と接触。パンクに見舞われてみるみると順位を落とし、ピットインを強いられた。一方の名取はこの接触の責任を問われてドライブスルーペナルティを科されただけでなく、フロントウイングの修復を命じるオレンジディスク旗も出されて再度ピットに向かうこととなった。
結果的にレースは佐藤が後続に14秒近い差をつけて圧勝。2位には今大会が今季初出場となった小高一斗(TOM'S)、3位には河野駿佑(RS FINE)が入った。そして名取が10位、アレジが12位に終わったことにより、名取の2021年シーズンのタイトルが確定した。TOM'Sのピットに出向きアレジに謝罪した名取は、不本意な形での決着ということもありその後の表彰の際も複雑な表情を浮かべていたが、今季の参戦に際して協力してくれた関係者への感謝を口にした。
迎えた第17戦もウエットコンディションとなったが、ポールスタートのアレジが逃げを打つ展開に。途中コースオフする場面も見られたが、2位の三宅に20秒近い差をつける独走で4勝目を飾った。
最終的に名取とアレジは総獲得ポイントで同点に。有効ポイントでも6点差と、近年稀に見る僅差のタイトル争いとなった。
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