2018年のWRC世界ラリー選手権は6月7日、第7戦イタリアのSS1が行われ、セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)がトップタイムで総合首位につけた。トヨタ陣営最上位は若手のエサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合6番手だ。
イタリア・サルディニア島を舞台に行われるラリー・イタリア・サルディニアのSS1は、2台のマシンが同時走行するスーパーSS形式で行われ、元モトクロス用トラックを舞台に2kmで争われた。
ドライバーズランキング2位につけるオジエは、ランキング首位のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)との直接対決で0.7秒差をつけて勝利。最終的に総合2番手につけたアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)にも0.1秒差をつけて総合首位でSS1を終えた。
「いい週末にする、というのが僕のプランだ」とオジエ。
「前戦のラリー・ポルトガルではいいペースで走行できていたけど、ノーポイントに終わった。スピードだけじゃなく、安定性も取り戻さなくては」
ミケルセン、ヌービルのヒュンダイ陣営に続く総合4番手はエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)、総合5番手はヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)とヒュンダイ勢は上位を占めた。
3台のヤリスWRCを投入するTOYOTA GAZOO Racing WRTは大きなミスなく全車がステージを完走。ラッピがトップと1.7秒差の総合6番手、ヤリ-マティ・ラトバラが1.9秒差の総合8番手、オット・タナクが2.5秒差の総合10番手につけている。
WRC2に参戦している新井大輝(フォード・フィエスタR5)と勝田貴元(フォード・フィエスタR5)は、新井が総合19番手/クラス7番手、勝田が総合21番手/クラス8番手でSS1を終えた。
8日(金)からは本格的なグラベル(未舗装路)ラリーが開幕するが、現地サルディニア島では7日夜から8日早朝にかけて雨予報が出ており、序盤のSSはウエットコンディションでの戦いが予想されている。
8日はSS2~9の8SSが予定されており、走行距離は124.18km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は522.74kmだ。
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