メルセデスのトト・ウルフ代表は、今季マシンの『W14』が困難なスタートを切ったことを受けて、技術職の第一線から退いたジェームス・アリソンがより実務的な立場に復帰したのではないかという憶測を否定した。
ロータスとフェラーリでキャリアを積んだアリソンは、2017年にメルセデスに加入。テクニカルディレクターとして4年間設計部門の指揮を執った後、2021年の7月に最高技術責任者に就任。マシン開発の最前線から身を引き、より包括的で長期的な戦略に携わる立場となった。
■メルセデスF1のアリソン、技術職の第一線から退く理由は「年老いたお荷物になりたくなかったから」
この異動でアリソンはチームの共同オーナーであるINEOSのアメリカズカップのヨット競技への参加など、他のプロジェクトに時間を割くことができるようになった。
motorsport.comの独占取材に応じたウルフは、アリソンがW14のアップグレードにおいて積極的な役割を担っているかと問われ、次のように答えた。
「いいや、彼はあまり関与していない」
「彼はチームの長期的な戦略に携わっている。でも、彼はアメリカズカップのような活動をよりやっているんだ」
アリソンを送り込んで、後任のテクニカルディレクターであるマイク・エリオットを補佐させようとしているのではないかという指摘に、ウルフは「組織の中で常にひとりということはない」と話した。
「しかし、適切な役割に適切な人材を見つける必要がある。ある分野では超優秀でも、全体としてはそうでないということもあるんだ」
「ジェームスは確かに過去にテクニカルディレクターとして大きな実績を残してきたし、人間味のある人だ。彼は今でも組織にとって非常に重要な人物だ」
メルセデスの技術陣は、圧倒的なパフォーマンスでチャンピオンシップを制してきた頃から、常に激しく入れ替わってきた。
アリソンの前任者であるパディ・ロウは2017年にウイリアムズに移籍、エアロ部門の元チーフであるエリック・ブランディンは2021年に好調なアストンマーチンに移籍している。
同様に、エンジニアリング・ディレクター(後にチームアドバイザー)のアルド・コスタもメルセデスを離れ、2020年初頭にはレーシングカーメーカーであるダラーラに移っている。
こうした異動に対応する難しさについて尋ねられたウルフは、次のように答えた。
「アルドのような人物は、絶対に代わりが効かない」
「しかし、他の何人かに仕事を分ける必要がある中で、アルドは自分の後継者についてとてもよく考えていた」
「彼がいなくなることは、基本的に2年半前から予告されていた。そして彼は、自分自身の感覚で部門を形作っていった」
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みんなのコメント
金目的の来てすぐに 体痛めたと去っていく、助っ人外国人選手の様にw
エアロミキシストのゼロポット案を 鵜呑みにして、推し進めた 戦犯だよ