マネーグラム・ハースF1チームは、1月10日、チーム創立時からのチーム代表ギュンター・シュタイナーが即時に離脱し、ディレクター・オブ・エンジニアリングを務めてきた小松礼雄が後任を務めると発表した。
ハースは2016年にF1デビュー、フェラーリとの強いパートナーシップの下で戦い、初年度にコンストラクターズ選手権8位という見事な成績を収めた。2018年にはランキング5位を獲得。しかし、その後、失速し、2019年と2020年は9位、2021年は最下位10位に落ち、2022年の8位を経て、2023年には再び10位と低迷した。
小松礼雄ハースF1新チーム代表「パフォーマンス改善をもたらす体制を築き上げ、結果を出したい」オーナーが大きな期待
チームオーナーのジーン・ハースは「まず、ギュンター・シュタイナーの過去10年間の努力に感謝の意を表し、彼の今後の幸運を祈る」とコメントした。
「組織として前進するにあたり、トラック上のパフォーマンスを改善する必要があることは明らかである。小松礼雄をチーム代表に任命し、我々は基本的にマネジメントの中心にエンジニアリングを据える」
「これまでいくつかの成功を収めてはきたが、組織としてより幅広い目標を達成するために結果を一貫して出す必要がある。自分たちのリソースを効率的に活用する必要があり、設計およびエンジニアリングの能力を向上させることが、チームとしての成功の鍵になる。礼雄と協力し、基本的に自分たちのポテンシャルを確実に最大限引き出すことを楽しみにしている。それは、F1で本格的な戦いをしたいという私の意欲の表れである」とコメントを残すチームオーナーのジーン・ハース。
小松は今後、チーム代表としてビジネスの競技上の要素すべてを監督することになる。チームの全体的な戦略、最終的にはトラック上のパフォーマンスにおける責任を担い、従業員へのエンパワーメントおよび構造的なプロセスと効率を通して、チームのポテンシャルを最大限に引き出すことに取り組んでいく。
チームは、トラック外での運営を強化し、チーム代表としての小松の取り組みを支援するため、ヨーロッパ拠点の最高執行責任者を任命する予定であることも発表した。その人物は、ハースのバンベリーの施設を拠点とし、競技以外のすべての事項や部門を管理することになるという。
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