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接触で”レーシングインシデント”主張のレッドブルは、過失を認識していた? メルセデス主張

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接触で”レーシングインシデント”主張のレッドブルは、過失を認識していた? メルセデス主張

 F1第14戦イタリアGPの決勝で、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と接触し、リタイアとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。彼は接触の責任を問われ、次戦ロシアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることになる。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーや、モータースポーツ・アドバイザーのヘルムート・マルコは、この事故について、接触の直後から”レーシングインシデント”だと主張していた。

■レッドブル代表、メルセデスの”タクティカル・ファウル”発言に不満「あれはレーシングインシデントだった」

「あのような事故で、どちらか一方に責任を負わせることはできないだろう」とホーナーは述べた。

「もちろん、私はターン2に向けてマックスにより多くのスペースが与えられるべきだと主張するが、ルイスが反対の主張をするのも理解できる」

「客観的に見れば、あれは五分五分の出来事だと思う。レーシングインシデントだ」

 しかしメルセデスは、レッドブルは物議を醸すような場面で自分たちのドライバーに対してどれだけ擁護するかをよく分かっているため、自分たちに非があることを自覚していたのではないかと考えている。

 メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、次のように語った。

「我々は明らかに、ルイスは何も悪いことをしておらず、悪いのは圧倒的にマックスだと強く感じていた」

「ヘルムートとクリスチャンがルイスを責めようとしなかったことを見れば、彼らはマックスが間違ったことをしたと認識していたような気がする。なぜなら彼らは、機会があればルイスを非難しようとするからだ」

 ハミルトンとフェルスタッペンがクラッシュしたのは、どちらもピット作業でタイムをロスしたことが遠因になったと言える。フェルスタッペンは、24周目にピットインしたが作業に時間がかかり、静止時間は11.1秒。普段と比べて9秒近くタイムをロスしたのだ。一方、その2周後にピットに入ったハミルトンの静止時間は4.2秒と、決して完璧なピットストップではなかった。

 仮にどちらかが完璧なピットストップをしていれば、ターン1へ進入するタイミングが重なることはなかっただろう。

 ショブリンは、フェルスタッペンとのクラッシュがどちらもがピットストップの遅れを挽回しようと起きたものであり、ハミルトンが勝利を目指す絶好の機会を逸してしまったと考えている。

「最終的にそのクラッシュでルイスの勝利、少なくとも2位は犠牲になってしまった。競争力のあるマシンを持っていれば、ポジションを3つ上げるのは比較的簡単なことだ」

 そうショブリンは語った。

「しかし、それはもう過去のことだ」

「ロシアでは良い週末を過ごさなければならないし、ロシアはマシンが競争力を発揮するはずの場所でもある」

「しかし、ここのところずっと、かなり混乱したレースが続いている。チームは気を抜くことなく、チャンピオンシップを勝ち取るために必要なパフォーマンスを発揮することに集中する必要がある」

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