妥協のないドライビングマシン
text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
ブガッティ・シロンはまだ完成形ではなかった。ハンドリング重視の新しい特別仕様、ピュアスポーツが発表された。
見た目だけでなく、数多くのメカニカル面での変更を投入。ピュアスポーツは「速度域を問わず、桁外れの実際的なパフォーマンス」を生み出すために再設計されている。ハイスピードを狙ったシロン・スーパースポーツ300+とは対象的だ。
「更なるアジリティとダイナミックなコーナリングをオーナーが求めていると、会話の中で気付きました。ピュアスポーツは、妥協のないドライビングマシンです」 と、ブガッティCEO、ステファン・ヴィンケルマンは答えている。
シロンのボディは、それを反映するかのようにリデザイン。巨大なフロント・スプリッターとエアインテークを備え、幅1.9mの巨大なリアウィングは固定式に。相当な量のダウンフォースを生み出すという。リアディフューザーもレースカーのようだ。
ピュアスポーツは、ボディ下部の3分の1をカーボン素地が見えるように塗り分けた、分割塗装をオプションで指定することも可能。エグゾースト・パイプは3Dプリンターで成形されたチタン製で、軽量化に抜かりはない。
車内のコントロール系トリムは黒色やアルマイト・アルミニウム、チタンでコーディネート。「スポーティで生々しい」軽量なアルカンターラがインテリアの大部分に用いられている。
60台限定で、英国価格は3億7180万円
可動リアウィングの油圧システムを取り外したことで、10kgを削減。新デザインのマグネシウム・ホイールで16kgを削り、バネ下重量を改善している。ブレーキ周りにもチタンを多用するなど、様々な変更を合計すると、標準のシロン比で50kgのダイエットに成功した。
サスペンションを見ると、フロントは65%、リアは33%もスプリングレートを増強してある。アダプティブダンパーの設定を見直し、キャンバー角も調整。ブガッティは、快適性には影響がないとしている。
スタビライザーは、新しいカーボンファイバー製のものに変更。ボディロールを最小限に抑える。タイヤは横方向のグリップ力を10%高めたという、専用のミシュラン・カップ2を履く。
新設定のスポーツ+ドライビングモードでは、特定の条件でEPSの効きを緩和。コーナリング技術に優れるエキスパート向けのチューニングだという。
最高出力は1500psで、スーパースポーツでも同値。だがトランスミッションは大幅に改良を受けた。
ギア比は15%クロス化され、コーナー出口での加速を改善。レブリミットは200rpm増しの6900rpmへと高めてあり、60km/hから120km/h加速時間は標準のシロンより2秒も縮めている。一方で、ダウンフォースが強められたこともあり、最高速度は349km/hへと落ちている。
ブガッティ・シロン・ピュアスポーツの生産は、2020年下半期からスタート予定。生産台数は60台に限られ、英国での価格は税抜で260万ポンド(3億7180万円)を超えるとのこと。
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