Audi RS 4 Avant
アウディ RS 4 アバント
アウディ、A4シリーズの最強グレード「RS 4 アバント」をアップデート。最新RSのデザイン言語をまとう
兄貴分RS 6 アバントに続く最新デザインキュー
アウディは、A4シリーズのフラッグシップモデル「RS 4 アバント」をフェイスリフトして欧州で発表。2019年10月よりドイツをはじめとした欧州各エリアで販売を開始、12月より順次ディーラーに車両が並びはじめる。欧州での販売価格は8万1400ユーロ(約960万円)から。
2019年7月に改良新型を発表したA4セダン、A4アバント、A4オールロード クワトロに続き、最上級グレードのRS4 アバントもいよいよ最新バージョンへフェイスリフトを遂げた。
最新のRSのデザイン言語をいち早く導入した兄貴分のRS 6 アバントに共通するエクステリアに刷新。シングルフレームグリルはより幅広く、天地方向に狭められ、鋭利さを増している。内側に収まるグロスブラック仕上げの三次元構造のハニカムグリルも、RSモデルを象徴するディテールのひとつ。
すぐに“RS”とわかるエクステリア
フロントマスクにはフレームをあえて設けず、RS 4のエンブレムを装着したグリルは大型エアインレットと垂直方向のフラップを組み合わせたバンパーへ溶け込むように配される。
LEDヘッドライトのデザインも一新し、オプションで用意するマトリクスLEDヘッドライトはベゼルをダーク仕様とすることで、RSファミリーらしい精悍な目つきを特に強調した。“クワトロブリスター”と呼ぶ筋肉質なフェンダーを装着することで、ベースのA4アバント比で前後ともにプラス30mm幅が増している。
ドアミラーハウジングやフロント/リヤバンパーにはグロスブラックを採用。マットブラック仕上げのルーフレールも標準装備する。RS専用のルーフスポイラーやディフューザー、RSスポーツ エキゾースト システムのクロームパイプも佇まいを特徴づける。
バーチャルコクピットも「RS仕様」
インテリアはブラック基調で、ステアリングホイールとシフトレバー、ニーパッドにはアルカンターラを使用。インストゥルメントパネル中央に配した10.1インチのMMIタッチディスプレイは、わずかにドライバー側に向けられている。
インフォテインメントをはじめとしたあらゆるコントロールを司るのは、従来のセンターコンソールに置かれていたロータリー型スイッチに代わり、音響フィードバックを備えたタッチレスポンス操作システム。RSモニターを呼び出せば、駆動システムコンポーネントの温度やG、タイヤの空気圧と温度などを確認できる。
アルミニウム製パドルもグレードアップ
メーターパネル全体を高精細ディスプレイで構成するアウディ バーチャル コクピットにも、RS専用のディスプレイを採用した。出力やトルクの状態や油温、ラップタイム、加速度などを表示。回転数がレブリミットに達する際は、ディスプレイ上にライトを点灯してドライバーにシフトアップを促す。オプションで用意するヘッドアップ ディスプレイにも、RS専用として同様のインジケーター機能が表示される仕組みになっている。
RS 4 アバントの走行モードはコンフォート/オート/ダイナミック/エフィシェンシーに加え、RS 1およびRS 2を選ぶことができる。RS 1とRS 2は、エンジンやトランスミッション、パワーステアリング、サスペンション、スポーツディファレンシャルなどの設定をカスタマイズできるモードで、スイッチひとつでバーチャルコクピットもRS専用画面へ切り替わる。ステアリング両脇に備わるアルミニウム製パドルは従来に比べて大きくなり、より正確な操作がしやすくなった。
V8からV6へ。新エンジンは450hp&600Nmを発揮
パワートレインは、お馴染みの2.9リッター TFSI ツインターボV6ユニットを搭載。最高出力は450hp、1900~5000rpmの回転域で最大トルクの600Nmを発揮する。2012年に登場した先代(B8)が搭載した自然吸気V8に比較して、31kg軽い単体重量182kgを実現。軽さとトルク配分の最適化をばねに、RS4 アバントはわずか4.1秒で100km/hに達する。最高速は250km/hでリミッター制御されているが、RSダイナミック パッケージを装着すれば280km/hに引き上げられる。
2.9リッター TFSIの2基のターボチャージャーは各シリンダーバンクに割り当てられ、最大1.5barの過給圧を生成。90度のVバンクの内側にターボチャージャーを設置し、内側に排気、外側に吸気を据えたレイアウトにより、排気経路を短縮し構造自体をコンパクト化している。低負荷時に吸気バルブを早閉じするミラーサイクル(同社は「Bサイクル」と呼ぶ)を採用し、負荷が高くなるとリフトは6mmから10mmに、開弁時間もクランク角を200度に増やして掃気効果を高める。
可変トルク配分やLEDでトラクションを自在に確保
V6 TFSIユニットには8速ティプトロニックを組み合わせ、四輪駆動システム“クワトロ”を通じて路面へトルクを伝達。通常は前後40:60のトルク配分は、状況に応じてフロントへ最大70%、リヤへ最大85%を振り分ける。トルクベクタリング機構のホイール セレクティブ トルク コントロールや、リヤ左右の駆動力配分をコントロールするスポーツディファレンシャルなどの電子制御デバイスと組み合わせることで、様々なシーンで最大限のトラクションと正確なハンドリングを実現するよう設計された。
RSスポーツサスペンションを標準で備えるため、車高はスポーツサスペンションを装着するS4に比較しても7mm低い。ホイールは標準が265/35R19インチ、オプションで275/30R20インチを選択することもできる。ブレーキは6ピストンのブラック仕上げキャリパーを備え、前に375mm、後ろに330mm径のディスクを組み合わせる。オプションでフロントにセラミックブレーキを装着することも可能。セラミックブレーキの場合、キャリパーの色はレッド、グレー、ブルーから選択でき、400mm径のパーフォレーテッドディスクを備える。
四半世紀にわたり愛される高性能ワゴン
日常の実用性と日常を超えた高性能を両立するRS 4 アバントのルーツは、1994年のRS 2 アバントにさかのぼる。5シーターと大容量のラゲージスペースを備えた世界初のハイパフォーマンスワゴンとしてデビューしたRS 2 アバントは、315hpを発する2.2リッターの直列5気筒ユニットを搭載。0-100km/h加速を5.4秒でこなした。ブレーキやホイールは開発・生産パートナーであったポルシェからの供給だった。
初代RS 4(B5)は1999年に誕生。英国の技術者集団「コスワース テクノロジー」がパートナーに加わり、クワトロGmbHと協働して開発。380hpの2.7リッターV6ツインターボを搭載し、当初計画していた予定生産台数の倍に達する受注を集める人気モデルとなった。
2005年に2世代目(B7)へバトンタッチ。アバントに加えセダンとカブリオレという3つのボディバリエーションを揃えた。新開発の4.2リッター直噴V8はレブリミットが8250rpmまでという高回転型のユニットで、最高出力420hpを発生した。
3代目(B7)は2012年のジュネーブショーでデビュー。アバントボディのみの設定となり、先代同様4.2リッターV8を搭載したが、出力は450hpまで高められていた。
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