バイクと言えばやはりKawasaki! というカワサキフリークが周囲に結構いる。デザイン、乗りやすさというありきたりのことではなく、他のメーカーとは一線を画す特別な存在感があるのだと思っている。そのことがわかるように東京モーターサイクルショー2024でのカワサキブースの様子をお伝えしたい。
発売が待たれているニューモデル「W230」を展示。クラシック系モデルが流行っている若者たちはもちろん、エストレヤ世代としても興味津々の一台だ。2連アナログメーターの採用や、座面にプレス加工があしらわれたツートーンシートなど、ディテールの仕上がりも良い。
復活したメグロブランドにおいて第二弾となるニューモデル「メグロ S1」も展示。先に紹介したW230のハイグレードバージョンと言え、クロームメッキパーツを各所にあしらうほか、フォークブーツの採用など、より質感を高めたモデルとなっている。
「似合ってるよ!」と声を掛け合う言葉が聞こえてくるほど若者たちに人気の高いのが「エリミネーター」。もはやジャパニーズアメリカンというようなセグメント呼称は使われなくなったが、普通自動二輪で乗れる低シートクルーザーはいつの時代ももてはやされる。
サーキット走行というのは1人で始めるには敷居が高い。カワサキではそれを優しくサポートしてくれる。自走でサーキットまで行き、レーシングスーツのレンタルもできる。ニンジャオーナーになった暁には、是非ともサーキットランを楽しんで欲しいと思う。
カワサキは電動バイク分野の開発にも力を入れている。「Z7ハイブリッド」は、451cc並列2気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデルだ。自動車のようにバイク業界のこれからはハイブリッドモデルが受け入れられるかもしれない。
B+COM製インカムプレゼントキャンペーンも行われている。インカムの性能向上は著しいものがあるが、その中でもトップクラスのモデルが当たるとなれば応募しない手はない。
カワサキの正規販売網であるカワサキプラザ店をそのまま再現したパートがブース内に設けられていた。カワサキの上質なサービス、空間造りなどを体感することができる。
今年に入り海外で発表されていた「KLX230SM」も展示されていた。長年続いてきた人気シリーズだけに早期登場を求める声も大きい。アップライトで扱いやすく、ストリートを走らせて楽しい一台に仕上がっていることだろう。
フルサイズの本格トレールモデル「KLX230」の登場。これは多くのライダーが待っていた。エンジンを排出ガス規制に対応させるだけでなく、アルミスイングアームの採用やスマホ接続機能、ABS解除機能など、イマの未舗装路遊びに適した装備となっている。
イタリアのコーチビルダーとして知られるbimotaも現在はカワサキ傘下だ。カワサキ製の1043cc並列4気筒エンジンを搭載しイタリアで製造される「KB4」は独特な存在感を放っている。手の込んだ造りを見ると価格437万8000円は安いと思える。
先だって日本国内でもデリバリーが始まったカワサキのEVバイク「Z e-1」も展示。企業として資源のことを考えて取り組むといった話は置いておいて、パッと見スタイリッシュで、なおかつ家で充電できるのであれば受け入れられる。現在兄弟モデルであるNinja e-1を借用しテスト中だが、なかなか出来が良い。
スーパーチャージドエンジンを搭載し異次元的な加速を楽しむことができる「H2 SX」。映画トップガンマーヴェリックの劇中でH2Rが採用されているが、あれと同等かそれ以上の存在感を、このH2 SXも持っている。
実はZ900RSよりもコンパクトで乗りやすく、速度域も日本の交通事情に合っていると言われている「Z650RS」。過激さという面では秀でていないものの、長く付き合うことができそうなパッケージングである。
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