MotoGP第15戦インドネシアGPのMoto2クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはFantic Racingのアロン・カネットだった。
現在タイトル争いをリードしている小椋藍(MT Helmets - MSI)は、プラクティスで総合7番手タイムを記録し、予選はQ2へ直接進出。一方チームメイトで22ポイント差のランキング2番手につけるライバル、セルジオ・ガルシアはQ1からの予選参加となった。
もうひとりの日本人ライダー、佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)もQ1スタートであり、まずはQ1突破のトップ4以内を狙った。
Q1の前半、暫定トップタイムを記録したのはダリン・ビンダー(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)。1分34秒台前半のタイムでトップ4が争われ、ガルシアもQ2進出圏内の2番手に続いた。
Q1が折り返しを過ぎたところで、アルベルト・アレナス(QJMOTOR Gresini Moto2)が1分34秒157をマーク。暫定トップに躍り出た。
アレナスはQ1終盤のアタックで1分33秒881までタイムを更新し、トップでQ2へ進んだ。そしてライバル達のタイム更新で一時はQ2進出圏内から蹴落とされてしまったガルシアも、最後に1分33秒9をマークし、無事にQ1を突破した。残るQ2進出のライダーはビンダーとバリー・バルタス(RW-Idrofoglia Racing GP)だった。
佐々木はQ1を通じて自己ベストを更新していったが、最終的には8番手。Q2には進めなかった。
Q2で小椋やガルシアの走りが注目される中、まず暫定トップに立ったのはカネット。1分33秒624をマークし、2番手以降にはアロンソ・ロペス(Beta Tools SpeedUp)やバルタスが続いた。
小椋は少しタイミングをずらしてアタックに入ると、1分33秒830をマーク。5番手とまずまずのポジションでQ2前半を終えた。
カネットはQ2ラストアタックを前に、1分33秒434まで自己ベストを更新。小椋もそれに近い1分33秒504の2番手タイムとなった状態で、最後のアタックに入った。
最後のアタックではセクター2までは複数のライダーがトップタイムを更新するペースで走ったが、セクター3以降失速。結局カネットがポールポジションを獲得。小椋を0.001秒とごくわずかに上回ったジェイク・ディクソン(CFMOTO Inde Aspar Team)が2番手となり、小椋は3番手となった。
ガルシアは最終的に15番手に留まったため、小椋にとっては今回もポイント差を拡大するチャンスが訪れたと言えそうだ。
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