11月27日、アウディジャパンはスーパーGT第8戦の公式予選終了後の富士スピードウェイにて、4年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『アウディRS3 スポーツバック/RS3 セダン』を発表した。同モデルは2022年4月下旬より、全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売される。
発表会ではアウディジャパンのマティアス・シェーパース社長が登壇し、車両について自ら説明。さらに、GT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyamaの川端伸太朗、篠原拓朗、一ツ山亮次チーム代表、そしてTeam LeMans with MOTOYAMA Racingの本山哲、片山義章、太田雅文チーム代表も登壇した。
『アウディe-tron GT』日本での発売開始。2022年中に2台の新型EVモデルを国内導入予定
『RSモデル』はアウディのハイパフォーマンスモデルを手掛けるアウディスポーツ(Audi Sport GmbH)によって開発された高性能仕様の車両だ。同社は、スーパーGTでもお馴染みのアウディR8 LMS GT3や、TCRジャパンシリーズに参戦するアウディRS3 LMSといったレース車両の開発・生産も手掛けているだけに、RSモデルはレース直系といえる性能を備えている。
現行のアウディA3をベースに開発されたアウディRS3。「A3が4年ぶりにフルモデルチェンジされた際、私はこれは最高のアウディA3だと思いました。その最高のA3の頂点に立つのが、このRS3です」と、シェーパース社長。さらに「来年は生産が上手くいけばRSモデルは800台は売れるのじゃないかと思っています。そのなかでこの新型RS3が主力になります」と話すことからも、この新型RS3への自信の高さがうかがえる。
今回発表となった新型『アウディRS3 スポーツバック/RS3 セダン』は、アウディとして初めてクアトロシステムにRSトルクスプリッターを搭載、左右のリヤホイール間で駆動トルクを可変配分できるという新しい試みがなされている。
また、コーナー走行中、走行状態に応じアウト側の後輪のトルクを増加させる電子制御式の湿式多板クラッチを各ドライブシャフトに備えている。これにより、コーナリング中はアウト側に多くのトルクを配分することでアンダーステアを解消。また、巡航場面では、リヤの2つのクラッチを開放することでフロントアクスルのみにトルクを伝え、燃料消費も低減させるとのことだ。
さらに『アウディドライブセレクト』には、リヤアクスルに配分されるトルクをリヤ外輪に100%配分して、ドリフトを容易にする『RSトルクリヤ』モードと、セミスリックタイヤに対応しサーキット走行に適した新たに『RSパフォーマンス』モードが追加された。このモードでは、トルクスプリッターがアンダーステア、もしくはオーバーステアを最小限に抑制する特性となり、狙った走行ラインを外すことなく、スポーティな走りを実現するという。
0-100km/hの加速タイムはわずか3.8秒。車両開発のメイン舞台であるニュルブルクリンク北コースでは、コンパクトクラス最速となる7分40秒748を記録している。車両本体価格は『アウディRS3 スポーツバック』が7,990,000円(税込み)、『アウディRS3 セダン』が8,180,000円(税込み)となり、2022年4月下旬より全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売される。
また、今回の新型『アウディRS3 スポーツバック/RS3 セダン』発売を記念し、50台の限定モデル『RS3スポーツバック1stedition』がオンライン予約でのみ販売されることとなった。カタログ上設定のないメタリックカラーの『ケモラグレー』を身にまとう他、カラードブレーキキャリパーレッド等、各種オプションパーツを装備している。
『RS3スポーツバック1stedition』のオンライン限定予約は、11月27日15時から12月13日10時までの期間中、アウディジャパン公式ウェブサイトにて応募申し込みを受付、抽選により予約の権利獲得者が決定される。なお、こちらの車両本体価格(税込)は 9,070,000円となる。
スーパーGT予選日とあって発表会には、ゲストとしてAudi Team Hitotsuyamaの川端伸太朗、篠原拓朗、一ツ山亮次代表、そしてTeam LeMans with MOTOYAMA Racingの本山哲、片山義章、太田雅文代表が登壇した。
2021年シーズン、川端、そしてフル参戦初年度を迎えた篠原のコンビでスーパーGTに臨んだAudi Team Hitotsuyama。しかし、開幕から第6戦オートポリスまでポイントを獲得することが叶わず、苦しいシーズンを送っていた。
しかし、第7戦もてぎでは、予選で5番グリッドを獲得すると、決勝ではリヤ2輪交換作戦を成功させ、シーズン初ポイント/初優勝を獲得した。
「第6戦まで苦しいレースが続き、諦めかけるようなこともあったのですけど、第7戦もてぎでふたりのドライバーが今までの苦労を吹き飛ばすような走りをしてくれて、優勝することができました。2021年シーズンのGT300クラス優勝車両は第6戦まで日本メーカーのクルマだけでしたので、第7戦での優勝というのは、2021年シーズン初めてインポートカーが優勝したレースでもあります。そこは素晴らしいことだと思います」と一ツ山代表は振り返った。
「そんなモチベーションが上がるなか、今回は最終戦となります。予選11番手は決して悪くはないと思いますが、2連勝というのは正直難しいかもしれません。現実的な目標として表彰台を目指していきたいと思います」
また、2021年シーズンより、スーパーGTのレジェンドドライバーのひとりである本山哲、若手の片山義章を要してGT300クラスに参戦を開始したTeam LeMans with MOTOYAMA Racingの太田雅文代表は「これまで最高位は12位ですが、第7戦でAudi Team Hitotsuyamaが非常に力強い走りを見せて優勝したので、我々もしっかりとついていけるように。明日の決勝は少し後ろからのスタートになりますけれど、しっかりと追い上げて戦って行きたいと思います」と、決勝への期待を語った。
モータースポーツとの親和性の高い『アウディRS3 スポーツバック/RS3 セダン』の発表に加え、スーパーGTでの活躍により、公道、サーキットと、場所やスタイルを問わずその存在感をさらに強めているアウディ。スーパーGTでの活躍とともに、新型『アウディRS3 スポーツバック/RS3 セダン』の登場は2022年の大きな楽しみとなりそうだ。
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