2023年F1カタールGPの金曜、メルセデスのジョージ・ラッセルはスプリント・フォーマットでの金曜予選で2番手、ルイス・ハミルトンは3番手を獲得した。
Q3最初のアタックでハミルトンは2番手、ラッセルが3番手。最後のランでラッセルは自身のタイムを更新して3番手を確保したが、ハミルトンは更新できず5番手に落ちた。予選後、2番手のランド・ノリス(マクラーレン)と4番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)のタイムがトラックリミット違反により抹消されたため、ラッセルとハミルトンは2番手と3番手に繰り上がった。
ノリス、トラックリミット違反の連続で2番グリッドを失う「自分のミスで台無しに」マクラーレン/F1第18戦金曜予選
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP1 8番手(1分28秒336:ミディアムタイヤ/28周)
予選 2番手(Q1=5番手1分25秒334:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分24秒827:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分24秒219:ソフトタイヤ)
2番手という結果にすごく満足だ。FP1は本当にチャレンジングだった。グリップが低く、風は本当に強くて、路面は埃と砂で汚れていたんだ。
予選でコースインした時は、路面温度が下がり、風は落ち着いていた。それでラップタイムが大幅に向上した。セッションを通してマシンの感触は良かったし、この結果にも満足している。ルイスがひとつ後ろの3番手というのも素晴らしい。協力し合って、戦略を使って戦うことができるだろう。
マクラーレンとフェラーリが後ろのグリッドからのスタートになることだし、日曜に良い結果を出すことを目指していく。彼らは速いだろうから、力を試されることになるだろう。
路面の進化が続けば、グランプリは全く異なるストーリーになるといっていいだろう。実際にレースを走ってみるまでは分からない。ただ、土曜のスプリントで、タイヤの摩耗がどうなのかとか、何がベストの戦略なのかが、多少見えてくるだろう。明日が楽しみだよ。
(走行後の会見で、2番グリッドからのスタートについて語り)最初は3番手だったから喜んでいたんだ。このトラックは、レーシングラインを外れると、路面が砂だらけで、グリップがない。だから、(2番グリッドより)3番グリッドの方がよかったと思う。でも後ろはルイスだから、協力し合うことができるだろう。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP1 13番手(1分28秒679:ミディアムタイヤ/26周)
予選 3番手(Q1=14番手1分26秒076:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分24秒381:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分24秒305:ソフトタイヤ)
予選はいつも難しいものだが、今日の予選は僕にとってはごく平均的なセッションだった。コース上は風が強く、序盤は困難だった。Q1で脱落しそうになったけれど、幸いQ2に進むことができた。Q2でトップタイムを出したのは心強かったよ。
今日の自分たちのペースには少し驚いている。うれしい驚きだし、チームにとってポジティブなことだ。セカンドロウからスタートできるというのは間違いなく良い結果だよ。フェラーリ2台より前を確保できたのは重要なことであり、その位置にいることが肝心だ。
ジョージも素晴らしい仕事をしたね。日曜にできる限り多くのポイントを獲得できるよう、全力を尽くしていく。
(『Sky Sports』に対して、トラックリミットについて語り)新しい縁石はとてもいい。大きくて、一番高いところを越えると、タイムを失うんだ。だから、このトラックではトラックリミット(ルール)は必要ないと思う。ランドはここ(2番グリッド)にいるべきだ。(トラックリミット・ルールについて)決めるのは僕の役割ではないけれど。
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