F1アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は、最終コーナーの名称をマリオ・アンドレッティにちなんだものに変更することを明らかにした。
マリオ・アンドレッティと言えば、アメリカのレース界に留まらずF1でも成功を収めたドライバーで、1978年にはロータスでF1ワールドチャンピオンに輝いている。今年で82歳となったアンドレッティだが、先日はラグナセカで行なわれたマクラーレンのイベントでF1マシンを走らせたばかりであり、その存在感はまだまだ健在だ。
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そんなアンドレッティに敬意を表し、COTAは2022年のF1アメリカGPを前に最終コーナーの名称を“ザ・アンドレッティ”とすると発表した。
“ザ・アンドレッティ”の名が付けられる最終コーナーはタイトな左コーナーであり、最終コーナーを立ち上がったドライバーはターン1に向けて上り坂に向かうことになるが、そのターン1はサーキットの共同創設者のひとりにちなんで2020年に“ビッグ・レッド”に改称されている。
またアメリカGPが行なわれる今週木曜日には、“ザ・アンドレッティ”の命名式がアンドレッティ本人出席のもとで開催される。
アンドレッティは2012年にCOTAでF1が初開催された時、初めてコースを周回したドライバーだが、それ以来COTAはアメリカのモータースポーツ界においても中核を担うサーキットのひとつとなっている。2013年からは2輪のMotoGPを開催しており、昨年からはNASCARも開催。現在はインディカーやIMSAを含めて、様々なレースが行なわれている。
近年はアメリカでのF1人気が高まっているが、今週末のアメリカGPではファンの要望に応える形でグランドスタンドが増設されており、観客動員数も過去最高を更新するものとみられる。昨年のアメリカGPは3日間で実に40万人を動員しているが、それを上回りそうな勢いだ。
なお、タイトル争いに関しては前戦日本GPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルを確定させている。しかしコンストラクターズタイトルに関しては未決定であり、アメリカGPのレース結果次第ではレッドブルのダブルタイトルが決まるかもしれない。
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