2019年シーズン後半戦にレッドブルへと昇格して以降、悔しいレースが続いていたアレクサンダー・アルボンだが、2020年の第9戦トスカーナGPで3位に入り、晴れてF1初表彰台を手にすることができた。
レッドブルはチーム代表であるクリスチャン・ホーナーを中心に、アルボンの結果が振るわない間も、彼のアルファタウリ降格の噂を否定し続けてきた。そしてアルボンは今回ついに3位でフィニッシュ。レース後の無線では、自分に寄り添ってくれたチームに感謝の気持ちを述べた。
■長い道のりだった……初表彰台アルボン「チャンスを逃すものかと”火”がついた」
ホーナーは、今回の表彰台がアルボンの自信につながると考えており、彼の今後について楽観的に考えていると語った。
「彼の優しすぎるところが、逆に欠点なのかもしれない」とホーナーは言う。
「でも一度ヘルメットを被れば、彼は正真正銘のレーサーになってコースに現れるんだ」
「自分の中で“出来ると思うこと”と、“出来ると分かっていること”とでは、大きな違いがある。彼にとって今回の表彰台は自信につながるだろう。ここからさらに調子を上げていくと思うよ」
アルボンにとって、トスカーナGPは決して簡単なレースではなかった。アルボンは実力者であるダニエル・リカルド(ルノー)と激しいバトルを繰り広げた末に3位を手にしたが、ホーナー曰く、アルボンがいかに力強いレーサーであるかがこれで証明されたという。
「今回のレースでは、本当に印象的な走りが何度も見られた」とホーナー。
「ダニエルをオーバーテイクするのは簡単ではない。だからこそ、(ターン1で)彼のアウト側に回り込んで交わしたのは、よくやったと思う」
これでまたレッドブルからの評価を強固なものにした感のあるアルボン。レッドブルが見出したアルボンの資質の中には、外からは目立たないもののあるといい、そのひとつが技術的なアプローチだという。ホーナーは、アルボンがマシンに関して詳細な情報をもたらしたことで、チームに好結果をもたらしたと語った。
「正直彼のフィードバックは本当に良いと思う」
「彼はマシンに対して本当に敏感な感性を持っていて、その点でエンジニアからも一目置かれていると思う。それが開発に活かされていくことで、彼にもプラスになるだろう」
「それによって、彼だけでなく昨年のピエール(ガスリー)も悩まされていた、リヤの不安定さが解消されればと思っている」
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