ホンダがロシアGPに投入したものの、振動やマッピングの問題などで本格投入が延期されたアップグレードパワーユニット(PU)。ホンダは問題を解消できたと考えており、いよいよその真価が見えてくることになる。
トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが燃料システムにトラブルを抱えたことで満足にFP2を走れず。それでもこの日が鈴鹿初走行となるブレンドン・ハートレーが10番手につけるなど、まずまずの滑り出しを見せている。
トロロッソ・ホンダ、ガスリーに燃料系トラブルも最新PUの改善を確認「走り出しの感触は悪くない」|F1日本GP
先週のロシアで投入されたスペック3と呼ばれるアップグレードPUのパフォーマンスには、両ドライバーやチーム代表のフランツ・トストが好印象を抱いた一方で、いくつか不規則な挙動が確認されたため、土曜日以降は旧仕様のPUが使われた。
ギヤボックスの振動が予想以上にあり、ドライバビリティに影響が出てしまっていたようだ。ホンダはギヤボックスに関する設備がある英・ミルトンキーンズの拠点で作業に取り組んだ。そしてその数日後、ホームレースである鈴鹿でのフリー走行の結果に良い印象を持ったようだ。
ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治は「我々の最新バージョンのPUは、今日励みになるデータを生み出しています」と語った。
「それは大きな改善であり、我々がこの新しいPUに行ったチューニング作業が正しいと立証しています」
ホンダはソフトウェアを変更したことにより、ギヤボックスの振動が攻撃的になりすぎないようにうまく管理しているのではないかと考えられている。
先週のロシアでは、ふたりのドライバーが予期せぬトルク発生に苦しめられていた。ただ、これはマクラーレン時代の2017年に苦しめられた異常振動の問題とは異なるものだ。
ガスリーはFP2ではあまり走行できなかったものの、トルクデリバリーははるかに良くなったとコメント。ハートレーは次のように述べた。
「ソチではマッピングの部分でいくらか作業が必要なのは明らかだった。ここ鈴鹿ではすでに、本当に素晴らしいステップが踏めている」
「パワーが向上しているのは間違いない。そしてホンダは、ソチで抱えていたマッピングの問題をすべて改善した。正しい方向へ大きく改善できている」
チーム代表のトストも、有望なパフォーマンスを実感し、「予選Q3進出は”マスト”だ」と力強くコメントしている。
ホンダがPUの振動を制御できていると自信を持っているのは、PUを最大限に利用する上でとても重要なことだ。ドライバビリティが改善されることで、1ラップのアタックでもロングランでも、パフォーマンスを引き出しやすくなる。もちろん振動が減ることで、信頼性のリスクも低減される。
ガスリーは今の時点ではまだPUを安全に走らせていると認めた上で、鈴鹿の予選で何ができるかは”どんなセッティングができるか”にかかっていると話した。
「仕様という意味では、ソチと比べてはるかに良くなっているというわけではないけど、セッティングやマッピングをもっとアグレッシブにできると思うし、もっと多くのものを引き出せる」
「それが0.1秒なのか、0.15秒、0.2秒なのかは分からないけど、ラップタイムで充分にそれが分かることを願っている」
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