12月5日(木)、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト・ルーキードライバーテストの2日目が行われ、総合トップは午前中にトップタイムをマークした福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。ルーキー勢では、2日目もユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)がトップにつけている。
テスト2日目は、初日の午後に走行した018号車の国本雄資(carrozzeria Team KCMG)と064号車の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が午前の走行を担当した。
【タイム結果】2番手にルーキーの宮田。トップは牧野/スーパーフォーミュラ合同・ルーキーテスト走行4回目
走行3回目もドライコンディションで8時50分からセッションがスタート。ところが開始から23分が経過したところで、計時システムのトラブルにより赤旗中断となった。この中断中に協議が行われ、セッションは9時50分に再開。午前の走行は10時50分に終了予定だったが、中断時間を考慮して11時25分まで延長されることが決定した。
再開から8分、130R手前のバックストレートで塚越広大(REAL RACING)がストップし、マシンを回収するためにこのセッション2度目の赤旗中断に。またマシンからはオイルが漏れており、これの処理を行って約9分後に再び走行が開始された。
その後今度は逆バンクで片山義章(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が止まってしまい、車両回収のため3度目の赤旗が掲示された。
セッション終了まで残り8分ほどとなったところで、テスト初日を総合トップで終えたユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)がシケインのグラベル上でストップし、赤旗が掲示。結局この4度目の赤旗をもって午前のセッションは終了となった。
トップタイムを出したのは福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、タイムは1分35秒190。2番手はチームメイトの山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)で、1分35秒260。3番手は1分35秒342を記録したビップスだった。トヨタ勢のトップは7番手の山下健太(KONDO RACING)だった。
■雨と赤旗に左右された走行4回目は宮田が新人勢トップ
午前の走行が予定よりも35分遅れて終了したものの、午後のテスト4回目は予定通り13時20分よりスタート。ただセッション開始前には20分の延長が決まり、15時40分までとなった。
朝から日差しがなく、午後も前日以上に寒いコンディションでのテストとなった。開始から13分過ぎ、ターン1で野尻智紀(TEAM MUGEN)がクラッシュし1度目の赤旗中断。回収された野尻のマシンからはフロントウイングが脱落していた。
開始から30分を過ぎると雨がぱらつき始めた。徐々に雨脚は強まり、ドライタイヤでは走行できないほどコンディションになってしまったため、開始40分を迎える頃には全車が一度ピットに。そのまま40分ほどが経過したが、徐々にウエットタイヤを履いて走行を再開するドライバーが出てきた。
ところがヘアピンの立ち上がりで野尻のマシンがストップ。さらにマシンからオイルが漏れてしまったため、これにより2回目の赤旗中断となった。
再開後は徐々に晴れ間も見え始めたが、終盤にはサッシャ・フェネストラズが(KONDO RACING)130Rでストップしてしまい、これで3度目の赤旗に。結局セッション終了予定時刻の15時40分を待たずに、赤旗中断のままテストは終了となった。
トップでセッションを終えたのは牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING)で、タイムは1分36秒482。2番手にはルーキー勢トップとなる宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手は午前のセッションを首位で終えた福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だった。
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