<すでに公式カタログサイトはモデル末期の扱いに…>
SUVとミニバンのクロスオーバーという稀有な存在の「三菱 デリカD:5」にフルモデルチェンジの噂が流れています。
>>三菱 デリカD:5のおすすめグレードとユーザーの評価を見てみる
公式カタログサイトでデリカD:5のページを見ると、<販売車両の仕様についてのご案内>という注意書きがあり、現在は白、黒と3種類の2トーンのボディカラーしか選べません。また多くのグレードでオリジナルナビ取り付けパッケージ(メーカーオプション)が装着済みの仕様しか選べないようになっています。
メーカーがこのような対応をするというのは、多くの場合でモデル末期の対応であり、そのことからデリカD:5のフルモデルチェンジが近いという話になっているようです。
<仕様の縮小は工場移管にともなう一時的措置だった>
しかし、今回の仕様の縮小は生産終了を意図したものではなく、デリカD:5の生産工場が変わることによる措置と考えたほうが妥当です。
…というのも、デリカなどSUVモデルの生産を担ってきた生産子会社「パジェロ製造」が今年8月に生産活動を終了。パジェロ製造で生産されていたデリカD:5は岡崎工場に移管されたからです。つまり、今回の販売グレードに関する制限は、この移管に伴う“一時的な”措置と考えるのが妥当でしょう。
三菱自動車の現状を考えるとデリカD:5のフルモデルチェンジは考えづらいのです。今後は日産自動車とルノーのアライアンスで3社のプラットフォームやパワートレインを共有する計画が発表され、三菱自動車が独自に開発するのは中型クラスのプラグインハイブリッドのSUVだけになることも周知の事実です。
<デリカの孤高のメカニズムはアライアンスに合わない>
逆にいうとプラグインハイブリッドSUV以外は、日産もしくはルノーが開発したモデルを三菱自動車テイストに小変更することによって生み出されるということになります。デリカD:5のような孤高のコンセプトをもったSUVミニバンをルノー日産が用意するとは思えません。デリカD:5を存続させるには可能な限り継続生産を続けるしかないでしょう。
最終的に完全電動化されると、デリカD:5は存在が難しくなります。デリカD:5のメカニズムを考えても電動化に対応するのはほとんど不可能でしょう。あえていえば簡易的なマイルドハイブリッドくらいは可能かもしれませんが、そうであれば生産移管のタイミングでマイナーチェンジを実施してもおかしくありません。
現行型のデビューは2007年という超ロングセラーとなっているデリカD:5。はたして、かつてのデボネアのように20年を超えるモデルとなるのでしょうか。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
利益が見込めるのなら新型アウトランダーベースで新型デリカを作るんじゃないかな。
タイヤが飛ぶだのコケおろしているのは日本くらいです