10月18日、NTTインディカー・シリーズに参戦するフンコス・ホーリンガー・レーシングは、アグスティン・カナピノとのドライバー契約を延長したと発表した。
2023シーズンより同チームからインディカーデビューを果たしたカナピノは、母国アルゼンチンでのさまざまなツーリングカーシリーズで計15回のチャンピオンに輝いているベテランドライバーだ。
マクラーレンとフンコス・ホーリンガーが提携を発表。チーム体制も刷新で来季スタートダッシュを狙う
その実力を買われ、同郷出身でもあるフンコス・ホーリンガー・レーシングの創始者かつ現共同オーナーのリカルド・フンコスに誘われてチームに加入した。
2023シーズンは17戦に参戦し、最高位は12位だったものの、7人のルーキーらによって争われたルーキー・オブ・ザ・イヤー争いでは2番手となり、得意のツーリングカーだけでなくインディカーでもその実力を示した。
フンコス・ホーリンガーと契約を延長し、インディカー2年目を迎えることが決まったカナピノは、「2024年もフンコス・ホーリンガー・レーシングでインディカーに参戦するができて嬉しい。信頼し続けてくれたリカルド(フンコス)とブラッド(ホーリンガー)、そして僕をサポートしてくれたアルゼンチンのヘクター・マルティネス・ソーサとインプロトゥーレに感謝する」とコメントした。
「2023年シーズンは、一貫して強力なパフォーマンスを発揮することができた。ドライバーとして成長し続け、チームの継続的かつ目覚ましい進化に貢献するためのモチベーションも常に感じていた」
「2024年シーズンは、新たな考え方が必要になってくるだろう。2023年のように初めてのシリーズに挑むこととは異なり、日々の改善への飽くなき探求、そして一貫したレースでの結果を追い求めることになる。私たちはまだ比較的新しいチームだが、常に高みを目指す熱意と貪欲さを持って取り組んでいくよ」
チームの共同オーナーであるブラッド・ホーリンガーは、「カナピノは我々にとって2023年シーズンのサプライズだった。トラック上での彼の決意と走りは、あらゆる期待を上回っていたんだ。だから彼がまた戻ってくることを本当に嬉しく思っている」と語った。
また、チームの共同オーナーであり彼を招いた張本人でもあるリカルド・フンコスは、「トラック上でのアグスティンのパフォーマンスは、私たちの期待を上回っただけでなくチーム全体の誇りでもあった」とコメントした。
「彼のエネルギーや献身的な姿勢、そしてスポーツマンシップが私たちチームメンバーを団結させ、特別な仲間意識を生み出してくれた。私たちはこの素晴らしい旅を一緒に続けていくことを楽しみにしているよ」
2024年シーズンからは、同じシボレーエンジンを搭載するマクラーレン・レーシングとの戦略的提携をしていくフンコス・ホーリンガー・レーシング。2023年シーズンから2台体制で挑むもチーム力も発展途上で、ルーキードライバーであったカナピノにとって厳しいシーズンとなった。2024年からはマクラーレンと協力体制を結ぶことで、2シーズン目を迎えるカナピノのさらなる好走が期待される。
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