F1第12戦ハンガリーGPでは、ダニエル・リカルドがアルファタウリからF1に復帰する。レッドブル復帰を目指す彼の第一歩に注目が集まっているが、セルジオ・ペレスはこの動きをあまり気にしていないと主張している。
ペレスは今季序盤こそ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに匹敵するパフォーマンスを見せていたが、直近の数レースでは苦戦。モナコGPから5戦連続でQ3進出を逃してしまっている状況だ。
■アルファタウリから復帰のリカルド、マクラーレンで陥った“罠”の回避に自信「マシンに限界があるのも分かっている」
ペレスはランキング2番手につけているが、フェルスタッペンとのポイント差は99ポイントまで広がった。仮にレッドブルが圧倒的なアドバンテージを持っていなかったとしたら、ペレスのパフォーマンスはチームの悩みのタネになっていたはずだ。
そしてハンガリーGPから姉妹チームであるアルファタウリのドライバーラインアップが変更され、ニック・デ・フリーズに代わってリカルドがF1に復帰する事になった。ペレスの契約は2024年までとなっていることから、リカルドのパフォーマンス次第では彼が2025年にレッドブルのシートをペレスから奪うのではないかという見方もある。
ただペレスはリカルドがアルファタウリに加入したからといって、何かが変わるわけではないと冷静な姿勢を見せている。
「僕の方からすれば、それで何かが変わるわけではないよ。これまでも話してきたけど、僕はレッドブルのためにドライブしているからだ」
「ここにはダニエルだけじゃなくて、ユウキ(角田裕毅/アルファタウリ)もいる。それにグリッドの半分以上のドライバーはレッドブルで走りたいと思っているだろう。だから何も変わらないんだ」
「僕はF1で13年も過ごしてきているから、そんなに先の出来事を考えるようなこともないんだ」
「そして正直に言うと、エンジニアとずっと作業していて、ダニエルについては話す時間さえなかった。彼にとっては素晴らしいチャンスだとは思うよ。そんなところかな」
「僕はハンガリーGP、そしてベルギーGPに集中していて、2025年のようなずっと先のことについては全然考えていない。そんなに先のことを考えるのはナンセンスだよ」
なおわずか10戦で解雇されることになってしまったデ・フリーズについて、ペレスは次のように語った。
「ニックは残念だね。彼は経験も浅いうちだったし、その点ではとても残酷だ。特にF1での経験はとても浅かったんだ」
「彼の将来がどうなるかは全く分からない。でも、これがF1というものなんだ」
デ・フリーズにはもっと時間を与えられるべきだったのではないかという質問に、ペレスは次のように答えた。
「バランスをとるのは本当に難しい。状況によっては他のドライバーよりも時間をもらえることもある。ダニエルが使える状況だったのは、彼にとっても不運だった」
容赦のないドライバー人事はレッドブルらしいモノではあるが、ドライバー側からすれば厳しいものでもある。ペレスは自身の将来について、「契約、それは僕次第だ」と応えた。
「僕はレースウィナーだし、散々な週末というのは好きじゃない。そういう結果のためにここにいるわけでもないからね」
「僕がここにいるのは、自分ならできると分かっているからだし、これまで実際にやってきたからだ。ソファで座って見ているだけの人は、僕らがどれだけ細部までこだわっているかを忘れてしまう。他のチームとドライバーを見てほしい。それぞれ厳しい時期はあるだろう。でもレッドブルのドライバーがやっているように、セッション後に20箇所も変更することはないんだ」
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みんなのコメント
当初の戦闘力は本物だと思っています。
運よくレッドブルのシートを獲得できたことを最大限つかって力を発揮してほしい。
いずれ他のチームも車の性能が近づいてきた時にもRB19を充分に操れれば2位はキープできるでしょう。
1-2が競えあえるほどならレースはもっと面白くなります。
今週末のレース、楽しみにしています。