「PCCA」と「PCCJ」が1分の間隔でスタート
「ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)」第6戦の決勝が5月26日(日)に鈴鹿サーキットで開催された。
ポールポジションからスタートした笹原右京が前日に行われた第5戦に続いて勝利を飾った。今回の鈴鹿は「PCCJ」と「ポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)」の2シリーズが同時進行で公式レースを開催。順位やポイントなどは別々のシリーズというレース形式が採用されている。
前日に行われた第5戦は、グリッド上に「PCCJ」が21台、「PCCA」が23台と、計44台もの「911 GT3 Cup」がズラリと並ぶ圧巻の光景が広がり、観客の視線を釘付けにした。まさに世界中で同じ車両を使用したワンメイクレースを開催するポルシェだからこそ実現したレースフォーマットと言えるだろう。
スタートは「PCCJ」と「PCCA」車両群の間に約1分の時差を設け、各グループが先導するペースカーに率いられる形でのローリング方式を採用。そして、第6戦のローリング隊列は第5戦と逆で「PCCJ」は「PCCA」の後方からスタートとなった。
第5戦に続き、笹原右京がポールからスタート
「PCCJ」第6戦のポールポジションを獲得したのは、第5戦と同じく「PCCJジュニアプログラムドライバー」の笹原。2番手は第5戦で自己ベストとなる2位表彰台を獲得した大滝拓也、3番手は現在ランキングトップに立つ上村優太が続く。
ジェントルマンクラスは第5戦の結果により、逆転でランキングトップに浮上した内山清士がクラスポールポジションからスタート。第5戦のポールトゥフィニッシュで、PCCJ初優勝を飾った今田信宏が2番手につける。
セーフティカー導入も笹原がアドバンテージを活かし優勝
午後12時、ペースカーに先導されたフォーメーションラップからホームストレートに戻ったカップカーは、レッドシグナルのブラックアウトで一斉にスタートを切る。ポールポジションの笹原がスタートを上手く決め、トップで1コーナーを駆け抜けていく。2番手の大滝が若干出遅れたため、3番手スタートの上村が2番手に浮上している。
このレースにニュータイヤで挑んだ笹原は、2番手以下との差を広げるためペースをアップしていき、2周目にはレースファステストとなる2分3秒844をマーク。4周目には2番手との差を2秒559まで広げるが、5周目に1台のマシンがコースアウトを喫したため、セーフティーカーが導入されてしまう。
その結果、笹原はここまでに築いたマージンを失うことになるが、セーフティーカー解除後のリスタートも上手く決めてトップでゴール。「スタートを上手く決め、2周目にレースファストを出せて優勝できたので嬉しいです。この調子を次の富士にも繋げて、連勝を続けて行きたいと思います」と、喜びを語った。
上村と大滝が最終ラップで接触し、小河が2位に
笹原の後方で、2番手争いを展開していた上村と大滝は最終ラップのシケインで、まさかの接触。上村はそのままストップし、大滝は2位でフィニッシュするが、レース後にペナルティの裁定が降り、ポジションを降格。代わって3位でフィニッシュした小河が2位という結果を得た。
小河は「今回の鈴鹿は厳しい戦いとなりましたが、スタッフと一緒にマシンの調整に取り組んだ結果を最後に残せて良かったです」と、スタッフの労をねぎらった。3位には昨年の最終戦、鈴鹿で優勝を飾った星野敏が入った。
ジェントルマンクラスもポールスタートの内山清士が勝利
ジェントルマンクラスは、ポールポジションからスタートした内山が他のドライバーを圧倒する速さを見せ、ポールトゥフィニッシュで今シーズン2勝目を獲得。「今日はとても調子が良く、優勝できて嬉しいです。この勢いでシリーズチャンピオンを狙っていきます」と、内山は力強く語った。
2位の今田は「スタートで3番手に落ちてしまいましたが、最終的に2位でゴールできて良かったです」と、振り返った。3位のTAKASHI HATAは「今日はスタートを上手く決めて今田選手を抜くことができたのですが・・・」と、悔しさを滲ませた。
PCCJ第7-8戦は富士スピードウェイ(静岡県)で、6月15日(土)、16日(日)に開催。「ポルシェ スプリント チャレンジ ジャパン(PSCJ)」と「PCCA」の併催を予定している。なお、この大会は「ポルシェ エクスペリエンス デイ」の一環として開催。富士スピードウェイがポルシェ一色に埋め尽くされる、特別なレースウイークになりそうだ。
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