『Auto Motor und Sport(AMUS)』誌の報道によると、ついにシルバーストンがF1との契約を延長し、今後数年にわたってF1イギリスGPを開催する見込みになったという。
2017年にシルバーストン・サーキットのオーナーであるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)がF1との契約において解約条項を発動して以来、イギリスGPの将来は危機に瀕していた。解約条項によってBRDCは、増額されるイギリスGP開催権料の支払いを放棄したのだ。
ロス・ブラウン、F1イギリスGPに関する協議の長期化に苛立ち。「考え方に相違がある」
それ以来シルバーストンは、一見したところF1の商業権保有者であるリバティ・メディアの協力を得てより有利な契約を模索してきたようだが、リバティ・メディアはシルバーストンの代わりとなる会場が検討されていたと主張している。
3月の交渉の最中、F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、双方が互いに立場を堅持しようとしているため、交渉が困難な経過をたどっていることを明らかにしている。
「シルバーストンには長いF1の歴史がある。だが我々は、より少ない開催権料でレースを開催すべきだという彼らの主張の根拠について、少々頭を悩ませている」と当時ブラウンは述べている。
信頼のおける『AMUS』の記者ミハエル・シュミットによると、交渉が飛躍的に進展した可能性があるということだ。BRDCとフォーミュラ・ワン・グループは新契約について合意に達しようとしており、5月にも契約が締結されると見られるという。
『AMUS』はまた、2020年のイギリスGPでは70回目のF1開催と、F1におけるその歴史を、多くの式典や催しによって盛大に祝うことになるだろうと報道している。
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