F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行2回目が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムを記録した。
まずはハース、ザウバー、フェラーリらがコースイン。タイヤはミディアムタイヤを履くドライバーと、ソフトタイヤを履くドライバーに分かれていた。ウイリアムズの2台は、走り出しからFP1で使用したユーズドタイヤで走行を始めた。
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セッション開始から10分を迎える前に、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がソフトで1分17秒875と早くも17秒台のタイムを記録。チームメイトのバルテリ・ボッタスやダニエル・リカルド(レッドブル)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)らもセッション序盤のうちに1分17秒台のタイムを計測した。その後フェルスタッペンが1分17秒509をマークし、FP1でリカルドが出したトップタイムを上回った。
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、コースイン直後に「パワーがない」と無線で訴えてすぐにガレージへ戻ったが、幸い大きなトラブルではなかったようで、再びコースに出て行った。
セッションが始まって30分となる頃には、メルセデスの2台がウルトラソフトタイヤを履いてコースイン。しかし、両者ともトップタイムを出さずに走行を続けた。直後にはベッテルもウルトラソフトを履き、1分16秒834というトップタイムをマークした。
メルセデスやフェラーリに続き、この辺りの時間帯からは多くのマシンがウルトラソフトを履いて走行を始めた。フェルスタッペンはベッテルに続いて16秒台のタイムをマーク。また、FP1後にエナジーストアを載せ替えたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)もようやくコースインを果たした。
セッションの折り返しを過ぎる頃、ハミルトンが「雨粒が落ちてきた」と報告。サーキットの近くを雷雲が通過していることもあり、徐々にコース上は暗くなり始め、路面温度も大きく下がっていった。
このレースの前にシャシーを古いものへ交換したストフェル・バンドーン(マクラーレン)は、ソフトを履いてロングランを行っている最中にコースサイドのグラベルにタイヤを落としターン5でスピン。自力でコースに戻ったものの、原因が掴めていない様子だった。
フェラーリは、ベッテルがウルトラソフト、ライコネンがミディアムといつも通りふたりのドライバーでタイヤを分けてロングランを行う中、メルセデスは途中から2台ともユーズドのソフトを履いており、トップチームでは走行プログラムが分かれた。なおメルセデス以外にも、フォースインディアやシャルル・ルクレール(ザウバー)、ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)などもソフトを履いており、終盤にはベッテルやリカルドもソフトタイヤを使用した。
結局このセッション中に雨は降らず、終始ドライコンディションでの走行となった。トップタイムはウルトラソフトを履いたベッテルがマークした1分16秒834で、2番手は同じく16秒台のタイムを出したフェルスタッペンだった。FP1をトップで終えたリカルドが3番手だった。
4番手以下はライコネン、ハミルトン、ライコネンというトップ3チームの並びに。中団はロマン・グロージャン(ハース)、カルロス・サインツJr.(ルノー)、ピエール・ガスリー(トロロッソ)、エステバン・オコン(フォースインディア)というトップ10となった。ただ中団チームはすでに大混戦となっており、11番手以降のドライバーのタイムは非常に僅差だった。今後のセッションでも接戦となるとみていいだろう。
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