アルピーヌを創業したジャン・レデレの生誕100周年を祝福するA110の特別仕様車「A110GTジャン・レデレ」が近日中に日本デビュー。車両価格や販売台数は後日発表
アルピーヌ・ジャポンは2022年7月6日、アルピーヌを創業したジャン・レデレの生誕100周年を記念するA110の特別仕様車「A110GTジャン・レデレ」を近日中に日本に導入すると発表した。
アルピーヌの創業者の生誕100周年を記念したA110の特別限定モデルが本国デビュー
ジャン・レデレ(Jean Rédélé)は、1922年5月17日にフランス北部のセーヌ=マリタイム州ディエップで生を受ける。名門ビジネススクールのHECパリ(École des hautes études commerciales de Paris)を卒業後、当時フランスで最年少となる24歳で父親が経営していたルノー ディーラーを継承。その後、ルノー車でレースに出場するようになった レデレは、さらなるスピードを求めてルノー車を改造し、軽量でパワフルな独自のクルマを造り始める。そして、1955年にはクルマのチューンアップショップであるソシエテ・デ・オートモビルス・アルピーヌ(Société des Automobiles Alpine=アルピーヌ自動車製造会社)を設立。これがアルピーヌの社歴の始まりとなった。
今回、日本への導入が決定した「A110GTジャン・レデレ」は、本年5月に開催されたジャン・レデレの生誕100周年を祝うイベントで発表された特別仕様車で、ベースモデルはパワーユニットに1798cc直列4気筒DOHC直噴ターボエンジン(300hp/340Nm)+7速DCTを搭載するA110GT。外装には1963年1月に発売された、グランドツーリングの精神を宿した最初のアルピーヌと同じボディカラーで、かつレデレが好きだったというグリモンテベロのボディカラーとブラック塗装のルーフを採用する。足もとにはディアマントブラックの18インチGRAND PRIXアロイホイールとシルバー塗装のブレーキキャリパーを組み込んだ。一方、インテリアにはブラックのレザー内装にグレーのステッチ、Sabelt製のバケットシート、12時の位置にグレーでセンターラインを刺繍したステアリングホイール、そしてレデレのサインとシリアルナンバーを刻んだ専用プレートを装備した。生産は最初のアルピーヌA110と同様、ディエップのジャン・ レデレ工場で実施する。
なお、A110GTジャン・レデレの導入時期や車両価格、販売台数などの詳細は後日発表する予定である。
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