2020年のF1で話題のひとつになっているのが、レーシングポイントの新車RP20がメルセデスの昨年型のマシンに酷似していることだ。
同車に対しては3戦連続でルノーから合法性に関して抗議が行なわれる事態となっていたが、今週末行なわれるF1 70周年記念GP直前となる5日にヒアリングが開始された。
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レーシングポイントは、RP20がメルセデスのコンセプトに基づいて設計されていると認めたものの、レギュレーションの範囲内でデザインが行なわれていると主張している。
しかしルノーはRP20のブレーキダクトを主なターゲットとして第2戦シュタイアーマルクGP、第3戦ハンガリーGP、第4戦イギリスGPのレース後に抗議を行なってきた。
そしてFIA(国際自動車連盟)はレーシングポイント及びルノー、メルセデスの代表へ面会するように呼びかけ、週末のF1 70周年記念GPを前にした水曜日の現地時間午前11時30分からヒアリングを開始した。
レーシングポイントのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンはイギリスGの週末の段階で、チームの合法性を証明できると自信を見せていた。
仮にレーシングポイントへ対する抗議が認められた場合、彼らは抗議の提出された3戦で得たリザルトを失うこととなる。
今季のレーシングポイントのマシン設計について抗議を行なったのはルノーのみだが、他チームも露骨なデザインのコピーには懸念を表明している。実際、マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表はF1が“コピー選手権”と化すことを避けるため、規則を明確にする必要があると主張している。
motorsport.comはイギリスGPでFIA会長のジャン・トッドに対し、今回の抗議とF1の将来への影響について訪ねたが、彼はコメントすることは“非常に不適切”としながらも、チームが独立したコンストラクターとして存在することの重要性を強調した。
「それは常にF1の本質であり、10チームは自らのマシンを作らなければならない」
「ただF1では歴史的にカメラマンがいて、写真を撮り、あるマシンと別のマシンの間に似た点を見つけることがある。それはF1の歴史の一部だ」
「だがより具体的に言うと、まず第一に“私には”その抗議を判断する能力がない。しかし審査を行う人員は適切な判断を下せる能力を持っていると、非常に楽観視しているよ」
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