ポルシェジャパンは2月21日、ポルシェジャパン・モータースポーツのスカラシッププログラムであるポルシェジャパンジュニアドライバーとして、石坂瑞基と大草りきのふたりを選出したと発表した。石坂はポルシェカレラカップ・ジャパン(PCCJ)に、大草はポルシェスプリントチャレンジ・ジャパン(PSCJ)に参戦する。
ポルシェジャパンは、毎年ジュニアドライバーを採用しており、2019年はジュニアドライバーの笹原右京がPCCJのチャンピオンを獲得している。2020年に向けては、書類選考を経て各カテゴリーで複数名選ばれたドライバーに対しの面接および実車のドライビングテストを富士スピードウェイで実施。PCCJ委員会やPCCJの影山正美ドライビングアドバイザーによるラップタイム、ドライバーとしての資質や環境、英語力など総合的な審査を行った結果、石坂と大草がジュニアドライバーに選出された。
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石坂は2014年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラを卒業し、2019年までFIA-F4で戦ってきたほか、ピレリスーパー耐久シリーズではST-2で2年連続チャンピオンを獲得。また、2019年はPCSJのジュニアドライバーとして、シーズン最多勝を収めた。2020年はPCCJでのチャンピオンを目指す。
「今シーズンのポルシェジャパンジュニアドライバーに選出していただき、本当に嬉しく思います。昨シーズンもこのプログラムからPSCJに参戦しましたが、上位カテゴリーであるPCCJへ挑戦したい気持ちが強かったので、より一層嬉しいです。PSCJで学び、経験したことを活かしてPCCJでシリーズチャンピオンを獲得できるよう頑張ります」と石坂。
一方、718ケイマンGT4クラブスポーツでPSCJに参戦することになった大草は、全日本カートからスーパーFJを経て、全日本F3選手権のスポット参戦でも速さをみせた。また、スーパー耐久ではST-3クラスで2019年にチャンピオンを獲得している。
「幼少期に父親が乗っていたこともありポルシェには憧れていましたが、自分がポルシェのレーシングカーをドライブすることになるとは夢にも思いませんでした。まずはGT4クラスでチャンピオンを獲得して、来シーズンはPCCJへステップアップできるように頑張ります。将来的には世界で戦えるドライバーに成長していきたと考えています」と大草は喜びのコメントを残した。
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