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フェルスタッペン、ハミルトンにより厳しいペナルティが必要だと考えていた理由を説明「10秒なんて、何の意味もない」

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フェルスタッペン、ハミルトンにより厳しいペナルティが必要だと考えていた理由を説明「10秒なんて、何の意味もない」

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イギリスGPの決勝レース1周目に起きたクラッシュについて、メルセデスのルイス・ハミルトンにさらに厳しいペナルティを科すべきだと考えていた理由について語った。

 F1イギリスGPの1周目には、首位を争っていたフェルスタッペンとハミルトンが接触。フェルスタッペンはこれによりコントロールを失い、タイヤバリヤにクラッシュ。その場でリタイアすることになった。一方のハミルトンは事故の責任があるとして、10秒のタイム加算ペナルティを受けた。

■FIA、レッドブルの再審請求を却下

 ただレッドブル側は、このハミルトンへのペナルティは”寛大すぎる”として、再審理を要求。この公聴会が木曜日に行なわれたが、FIAは再審請求を棄却。ハミルトンのペナルティは10秒のままで確定することになった。

 この公聴会に先立ち、フェルスタッペンはFIAの公式記者会見に登場。公の場で初めて今回の事件について語った。

「僕は何も悪いことはしなかった」

 そうフェルスタッペンは語った。

「僕は懸命に戦い、懸命に防御したんだ。でも、アグレッシブではなかった。もしアグレッシブに戦っていたら、僕は彼をイン側の壁に追いやることだってできたと思う」

「しかし、僕は彼にスペースを残した。そしてイン側を少し開けたんだ。でも、彼のようにイン側から一切引くことなく、アウト側にいた僕と同じスピードかつあの角度で飛び込んできたなら、無論僕にぶつかることになる」

「僕はコーナーの外側にいて、イン側は開いていた。そして彼がそこに飛び込んでくるとは考えていなかった。そして彼はアンダーステアになり、僕のマシンのリヤに突っ込んできたんだ」

 フェルスタッペンは、ハミルトンに科されたペナルティを”正しい”とは思わなかったと語った。

「基本的には、最大のライバルを追いやったわけだ。そして僕らのマシンのスピードは、3番目のチームよりも遥かに前を行っている」

 そうフェルスタッペンは語る。

「通常なら、簡単に40~50秒前を行くことになる。だから、10秒のペナルティでは何の意味もない。だから間違いなく、そのペナルティはもっと厳しくあるはずだった」

 事故の後に発表されたスチュワードの裁定では、クラッシュの責任は”主に”ハミルトンにあるものの、フェルスタッペンにも過失があると示唆されていた。

「そのミスの何パーセントが僕にあるのか、それは分からない」

 そうフェルスタッペンは語った。

「彼はその動きをして、それに固執した。もちろん、僕は彼が動くのを難しくするつもりだ。でも彼がイン側に入り、僕と横並びになれば、彼にスペースを残すよ」

「彼らだって、僕がコース外を走りながらポジションを維持することを期待してはいないだろう。おそらく彼らは、コースを外れてはいけないと言うだろうね……。だから僕の側からすれば、責任の割合が僕の方にも少しあるということに、ちょっと驚いている」

 ハミルトンはレース終盤、フェルスタッペンと接触したのと同じコプス・コーナーでフェラーリのシャルル・ルクレールをイン側から抜き、首位に立つことになった。フェルスタッペンはその時の動きを、そのコーナーでオーバーテイクをする上で「接触しないことも可能であるという素晴らしい例」であると語った。

「もちろんその時には、彼は(ルクレールよりも)速いマシンを手にしていたから、オーバーテイクするのは時間の問題だということを知っていたはずだ」

 そうフェルスタッペンは語った。

「あのシーンは、インから抜くことができるということを示している。でも、もっとアクセルを離し、減速して、他のドライバーにぶつからないようにしなければいけない」

「コーナーの中間部分では、僕は実際にはシャルルよりも多くのスペースを残していたと思う。あれは、同じレースで、同じコーナーで戦うことができるということを示した、素晴らしい例だと思う」

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みんなのコメント

2件
  • ハミルトンとフェルスタッペンの二人のペースが三番手以降よりも格段に速いことと、このインシデントには何の因果関係もない。だから、このインシデントは一般的な接触インシデントとして処理されて、ペナルティは10秒。
    ハミルトンにもっとペナルティを与えろ、というのは「自分とハミルトンだけは別のルールで戦わせろ」と言ってるのと同じ。チャンピオンが見えてきたせいか、随分傲慢になってきましたね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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