2021年以降のF1は現在の13インチタイヤから18インチタイヤへの変更が予定されている。そしてその最初のテストが9月12~13日に実施される予定だが、まずルノーF1チームがそのテストを実施するようだ。なお、正式な確認は取れていないものの、ルノーでリザーブドライバーを務めているセルゲイ・シロトキンが契約の一環としてテストを行うと見られている。
ホイール径の18インチへの変更を控えていることから、タイヤサプライヤーを務めるピレリは以前からテストに協力してくれるチームを募っていた。そしてそこに、ルノー、マクラーレン、メルセデスの3チームが手を挙げた。彼らは2018年型マシンをベースとして、低扁平率のタイヤ、そしてサイズを変更したホイールに対応させたミュールカーを作成してテストに挑むことになっている。
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年末までに3チームがそれぞれ2日間のテストを行う予定となっているが、マクラーレンは10月、メルセデスは12月となる予定だ。さらにピレリは、2020年シーズン中に18インチタイヤのテストの日程として25日間を予定している。また2020年の最終戦アブダビGPの後には3日間の最終確認のテストも予定されている(うち2日はルーキーテスト)。
全てのチームは2019年マシンからミュールカーを作成することを勧められており、少なくとも5日間の走行時間が与えられる予定のため、大部分は実際にミュールカーを用意するだろうと予想されている。また、チームは2020年のアブダビテストでは通常のマシンによるテストを行う事はできないとみられる。
ルノー、マクラーレン、メルセデスの3チームは来年も2018年仕様のマシンを元に作成したミュールカーを引き続き使用することとができるが、新たに2019年仕様のマシンからミュールカーを作ることも可能だ。
「我々はモンツァでのレースから数日後に、ポール・リカールでルノーと共にテストを開始する」と、ピレリF1のマリオ・イゾラは語った。
「それに加えて、メルセデスに現在のマシンで走行してもらう予定だ。準備は上手く進んでいるよ。今回が正真正銘初めてのミュールカーによる18インチタイヤのテストだ。そのため何もかもが新しく、多くの疑問点が出るだろう」
「だが、我々にとって重要なのは、9月にテストを始めることだ。少なくともシミュレーションによって予測できなかったような挙動を見つけた場合も対処する時間が得られるからね」
「私が言えるのは、主な仕事はタイヤ構造についてになるだろうという事だ。そのため我々は既知のコンパウンドでテストを開始する。最初のテストは構造を決定するためのものだからだ」
「一度のテストで構造を決めることはできない。しかし構造の基準は知ることができる。テストにはいくつか異なる構造のものを持ち込むんだ」
既にピレリは2020年から18インチ化されるFIA F2で来季から使用される実車を用いて、新タイヤ開発の広範なテストを行っている。しかしイゾラは、F1でのテストに向けては、ミュールカーを用いて始めるのが良いと自信を持っているようだ。
「F2のテストで使われるマシンには、来季から使用されるマシンの最終版に近いものがある。そこがF1とF2の間での大きな違いだ」
「重要なのは、ミュールカーはパフォーマンスレベルの予想における典型例だということだ。言うまでもなく、2021年のマシンは完全に異なったものになる。そして我々はチームに2021年にどういったマシンを作るのか聞くことはできないんだ。ただ、2021年のマシンのダウンフォースレベルは、より低くなるだろうと推測される。ダウンフォースは加えるよりも取り除くほうがより簡単だからね」
「もしミュールカーの準備をしないチームがいれば、彼らはアブダビテストで走行できないだろう。アブダビテストはチームに最初のレースに対してタイヤ選択の機会を与えるものであり、チームがミュールカーを用意しない場合、タイヤを選択することはできないんだ」
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