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【RQインタビュー】レースクイーンコスチュームはもうひとりの自分になれる……太田麻美が語るコスチューム姿でのこだわり

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【RQインタビュー】レースクイーンコスチュームはもうひとりの自分になれる……太田麻美が語るコスチューム姿でのこだわり

 ファン投票で人気No.1レースクイーンコスチュームを決定する日本レースクイーン大賞2021コスチューム部門が今年も開催され、レースクイーンたちの仕事着である“レースクイーンコスチューム”に注目が集まる季節となった。

 レースクイーンにとって、サーキットでの大事なアイテムといえば、彼女たちが着るコスチュームが真っ先に挙げられる。最近では、様々なコンセプトでコスチュームがデザインされており、そのチームやスポンサーに合った色はもちろんのこと、長年伝統として受け継がれているデザインもあれば、最近のトレンドに沿ったもの、そしてコラボレーションしているキャラクターに似せたコスチュームも登場している。

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「コスチュームを着るとスイッチが入りますね。もうひとりの自分……じゃないですけど、気が引き締まります」

 そう語るのは、2021年のスーパーGTでKOBELCO GIRLS、スーパー耐久ではMEGALiFe girlsとして活躍する太田麻美さん。昨年の日本レースクイーン大賞コスチューム部門で、KOBELCO GIRLSとしてグランプリを獲得している。


 自身のコスチューム姿を常にまわりから見られているという意識でサーキットでは活動しているという太田さん。日頃から自身の体型維持にはストイックにやっているようだ。

「レースクイーンは、サーキットでコスチュームを着て、ファンの方はもちろん、スポンサーやチーム関係者などいろいろな方に見られます。なので、自分の身体の管理はちゃんとするようにしています」

「自分の中で憧れている“理想像”みたいなものがあって、見た目はしっかりしなきゃということで、体型維持はすごく意識していますね」

 太田さんは、2015年にZENTsweetiesの一員としてレースクイーンデビュー。いきなり業界の中でも一目置かれるトップユニットに入ったとあって注目を集めたが、元々はモデルの仕事を志望しており、その当時はレースクイーンの活動を1年限りに留めるつもりだったという。

「元々は芸能事務所に入っていたんですけど、お仕事がなかなかうまくいかなくて、何か新しいチャレンジをしたいなと思っていました。その時に、友人からZENTsweetiesのオーディションがあることを聞いたんです」

「ZENTsweetiesといえばレースクイーンの中でもトップのユニットです。友人からの話を聞いて『それ、受けたい!』と思って、受けることを決意したのがきっかけでした」

「でも、その時はモデルの仕事とか『芸能界で頑張りたい!活躍したい!』という想いがあって、レースクイーンは1年で辞めてしまいました」

 2016シーズンは、サーキットに登場することはなかった太田さん。しかし、様々な縁もあり、翌2017年にはレースクイーンの活動を再開した。そこからは、LEON RACING LADY、au circuit Queen、D’stationフレッシュエンジェルズと、トップユニットを渡り歩いた。

「フリーでいろいろ活動をやっていたんですけど、今の事務所の社長さんに声をかけていただいて、アイズに入りました。それと同時に、事務所から『またレースクイーンをやってみないか?』というお話をいただいて、再びレースクイーンとして活動することを決めました」

「ありがたいことに、これだけ機会をいただいて、そこからはいろいろなチームでやらせていただきました。『これだけ人気のチームを全部やっているのは、あさみんくらいじゃない?』とまわりの子からも、すごく言われますね。でも、それはすごく誇りに思います」

 レースクイーンとして、人気チームを渡り歩く中で、少しずつサーキット内での立ち居振る舞いやファンとの接し方も変わっていったという。

「(レースクイーンは)やっぱり、ファンありきの職業だと思っています。新人の時とかは菜々緒さんに憧れてやっていた部分もあって、当時は話しかけづらいオーラが出ていたとファンの方からもよく言われます」

「正直、その時は私も(ファンとの)接し方がわからなかったんですけど、経験を積んでいくうちにファン対応というか、ファンの方とのコミュニケーションは積極的にとるようになりましたね」

 レースクイーンでのキャリアを積み重ねていき、GOODRIDE日本レースクイーン大賞2018では、週刊プレイボーイ賞を獲得。同誌のグラビアを飾った。密かにこの賞を狙っていたという太田さんにとっては、ひとつ目標が叶った瞬間でもあった。

 翌年の2019年にはD’station フレッシュエンジェルズに加入。ここで、太田さんは同ユニットをプロデュースする南香織さんと出会う。

「フレッシュエンジェルズはアイドルの色が強くて、まわりの子と良い意味で競うというチームが私にとっては初めてでした。例えば物販で自分のグッズが売れ残ったりすると、けっこうメンタル面でやられてしまう時もあって、メンバーが見ていないところで、泣いていたりしたこともありました」

「でも、そういう時に絶対に気づいてくれて、追いかけてきてくれて、話を聞いてくれたのが、香織さんなんです」

 そう語った太田さん。このシーズンは、南さんの細かなフォローに何度も救われ、自身のモチベーション向上のきっかけにもなったという。

「香織さんがいてくれることで、すごくプラスになれます。落ち込んでいる時とかに親身になって話を聞いてくれて、アドバイスもしてくれます。それで『もっと頑張ろう!』と思えました」

「香織さんには、すごくお世話になって……『恩返しをしたい!』という思いは常に持っていました」

 その“恩返し”のチャンスは程なくして訪れる。太田さんは、2020年に南さんがコスチュームのデザインを務めるKOBELCO GIRLSの一員となる。

 この年は、南さんがデザインを始めてちょうど10年の節目。“何としてもグランプリを獲りたい!”という想いで、チームメンバーと努力を重ね、見事2020年の日本レースクイーン大賞コスチューム部門でグランプリを勝ち取った。

「SARDは今までコスチュームGPを獲ったことがなかったですし、あの時は(南)香織さんがコスチュームをデザインして10周年の年でもありました。『SARDのために、香織さんのために何としても獲りたい』という想いが強かったです」

「(投票期間中は)自信はありましたけど、やっぱり賞レースって何が起こるかわからないじゃないですか。だから、すごく不安もありました」

「でも、みんなのがんばりをちゃんと形に残せてよかったです。私たちメンバーだけではなくてファンのみなさんと獲ったものなので、グランプリになった時は嬉しかったです」

 そして、2021年。太田さんはレースクイーンのキャリアの中で、初めて“同じチームで2年目”を迎えている。今ではTGR TEAM SARDの一員として活躍するレースクイーンのひとりとして、すっかり定着している。


「私にとっては(同じチームで)初めての継続なんです! やっぱりSARDは名門だし、コスチュームが可愛いし、人気のレースクイーンの子たちも経験しているチームで、みんなが(SARDのレースクイーンを)やりたいと思っています」

「その一員になれたのはすごく嬉しいです。でも、ファンの皆さんの応援もあってだと思うので、これからも恩返ししていけたらなと思います。これからもずっと続けていきたいなと思うくらい、大好きなチームです」

 さらに、太田さんはモータースポーツを知らない人にも、レースクイーンの魅力を伝えられるように、今後も努力して生きたいと語った。

「いつもサーキットに来てくれるファンの方はもちろんそうなんですけど、それだけじゃなくてモータースポーツを知らない方たちにも『レースクイーンは素敵だな』と思ってもらえるようなレースクイーンを目指しています」

 今シーズンも残りわずかとなったが、太田さんのサーキットでの活躍から、目が離せない。

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

2件
  • 微妙
  • 体型維持は得意気に言うことじゃなく、職務上の当たり前の義務だろうに…

    あえて芸人のバービーさんみたいに、70キロの自分が芸人としてベスト、といった確たる信念とプロ意識でワガママボディを維持しているんなら話は別だけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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