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「福島県を盛り上げたい」と結成。『チーム福島』がスーパー耐久ST-3にフェアレディZで参戦

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「福島県を盛り上げたい」と結成。『チーム福島』がスーパー耐久ST-3にフェアレディZで参戦

 1月28日、株式会社FKSは福島県郡山市で記者会見を行い、福島県初のモータースポーツチームとして『チーム福島』を発足させ2022年のスーパー耐久シリーズのST-3クラスに、ニッサン・フェアレディZで参戦すると発表した。三度のGT500チャンピオンである松田次生をはじめ、久保凜太郎、三浦愛、塩津佑介という充実のラインアップがドライブする。

 これまで、モータースポーツ界には多くのレーシングチームが参戦してきたが、現在、福島を拠点とするトップカテゴリーのチームはないのが実情だ。そこでFKSは「東日本大震災以降、未だに震災前の水準に戻り切れていない福島県、そして新型コロナウイルスと生活や経済に影響が出ています。そこで私たちの好きな自動車で福島県を盛り上げたいと考えました」とし、『チーム福島』を結成。福島県を全国に発信して地域活性化の一助になりたいとしている。

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 もちろん福島県では自動車は移動手段の中で最も身近ではあるが、「その産業に携わる人が多いにもかかわらず、趣味趣向としての機会は、さほど多くはないと感じます」という。

 そこで震災から10年が経ち、「震災前の水準まで満たないこの福島県を県民が一体となってひとつのチームを盛り上げる機会の提供をしてまいります。また、プロレーサー、レースクイーンを迎え入れ、育成し、福島県産のチームとしていきます」というのがこの『チーム福島』の狙いだ。

 福島県にはドリフトの聖地であるエビスサーキット等の施設もあるが、チーム福島では、この地域財を利用し、モータースポーツをやる環境を県民に知ってもらい、世界に羽ばたける人財を育成していく。

 そんなチーム福島にとって、初となる国内トップカテゴリーへの挑戦が2022年にスタートする。車両はニッサン・フェアレディZで、ST-3クラスに参戦する。なぜフェアレディZかと言えば、福島県いわき市に日産自動車のエンジン工場があり、福島に縁があるからだ。

 ドライバーも充実のラインアップとなった。スーパーGT GT500クラスで三度のチャンピオンを獲得し、あらゆるクルマ、レーシングカーをドライブしてきた松田次生、そして2020年にTGR 86/BRZ Raceでチャンピオン、スーパー耐久ST-4でもチャンピオンを獲得した久保凜太郎、さらにスーパー耐久やフォーミュラリージョナルで活躍、2022年はGT300でもCドライバーのシートを得た塩津佑介、そして女性ドライバーとしてスーパー耐久、フォーミュラリージョナルで活躍する三浦愛の4人だ。

 チーム福島は今後、『レース活動構想』『育成構想』『CSR構想』『スポンサーシップスタイル構想』の4つの構想をもち、スーパー耐久を戦っていく。チーム体制は下記のとおりだ。

チーム福島 2022年スーパー耐久参戦体制
エントラント名:FKS with Team Fukushima
マシン:ニッサン・フェアレディZ
ゼッケン:311
チーム代表:木村淳一
チーム監督:鈴木宏和
ドライバー:松田次生/久保凜太郎/塩津佑介/三浦愛

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みんなのコメント

4件
  • 愛ちゃん応援して10年くらいになるけど、最近綺麗になったなぁ。
    今シーズンも頑張って欲しい。
  • 松田次生/久保凜太郎/塩津佑介/三浦愛って、みんな福島出身だったんですね。出身地のチームでレースが出来るなんて素晴らしい取り組みだと思います。結果も大切ですが、ぜひ福島のパワーの源になって欲しいです。期待してます。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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