スポーツタイヤについて質問です。 25年前、10万キロ少々のスポーツカーに乗っています。

Question

ショックアブソーバーや、ゴム類などは適宜リフレッシュしてますが、ほぼノーマル。ほぼ街乗りと高速、年に１，２回ミニサーキットを流す、という感じです。
最新のスポーツタイヤではサイズ的に合うものが少なく、また金額的なことも考えて、ADVAN フレバV701を考えています。
ヨコハマの公式サイトのグラフを見ると、グリップレベルは1世代前のネオバAD08とほとんど重なっています。新しいネオバAD09と比べるとガクッと差をつけられているのですが、これは本当でしょうか。
AD08と変わらないグリップレベルなら、用途としても、車齢としても十分と考えます。
時代的に開発が進んだから、このクラスでも十分なグリップがあるというなら、素直に選べるのですがどんなもんなんでしょう。
ていうか、AD08と遜色ないグリップなら、今履いているTOYO R1Rみたいに設計の古いグリップ以外全部捨てたようなタイヤよりも選びがいがあるとすら。本当ですかねえ？

Answer 1

今のスポーツタイヤは需要が減った結果、相当なサーキット寄りのスパルタンなタイヤになっています

それでもネオバはストリートタイヤ最強のアドバンA052とは別路線で、きちんとウェット排水性を確保していて、ストリートでも普通に使えますが

フレバは快適性ももったフレキシブルなネオバ=フレバ

で、低燃費タイヤの規格も通っているし、欧州ラベリングでみると、ミシュランのコンフォートタイヤのプライマシー4より静かです

トータルバランスに優れたスポーティタイヤですから、スパルタンなガチガチな感じはない。しかしきちんと荷重をかけた、丁寧な走りをすればきちんとグリップします

質問者からのお礼コメント

結局フレバにしました。
絶対的なグリップレベルはR1Rよりは落ちた感じがしますが、トータルな使いやすさでミニサーキットでも変わらないタイムで走れます。
なによりも、高速道路や一般道で燃費が1km以上伸びました。これは本当に驚きです。さらにグリップレベルの低いエコタイヤとか使うとさらに燃費良くなるのか…やはり時代は進歩しているのですね～。

Answer 2

25年前の車でノーマルのバネ＋ダンパーの車に、
あまりにハイグリップのタイヤを履くと、
①ロールが過大に起きる。
②最悪、ロールし過ぎてサスが底付きして横に吹っ飛ぶ。
のが、一番のデメリットです。

一方、25年前のタイヤと比べて、大きく進歩した点は、
③サイドウォール剛性が高くなった。
④トレッドゴムが「路面に食い込むタイプ」になってきた。

③の、サイドウォール剛性が高くなった点は、ミシュランが一番いい例で、ミシュラン・エナジーセイバーやプライマシーというコンフォート系のタイヤの、扁平率65％という厚いタイヤであっても、コーナーで腰砕けになることがない。
腰砕けにならないのなら、十分なエアボリュームがある方が、総グリップは高くなります。

④は、ブリジストンのポテンザ71RSのサイトに概念図が載っているので見て頂くとわかると思いますが、
最新のハイグリップタイヤは「アスファルトの小石と小石の隙間にトレッドをめり込ませて、歯車と歯車が噛み合った状態を作ってグリップする」方向になってます。
この技術がどれだけトレッドに使われているか？
が「ハイグリップ」の「ハイ」の割合です。
※普通のタイヤのグリップは「接地面で平らに潰された上に前後左右に捩じられたので、それが元に戻ろうとする弾性力」で、普通のタイヤは小石の表面に密着するだけ。

「ハイの割合」がSタイヤレベルになると、ダウンフォースの無い市販車でもコーナーで１G以上のコーナリングが出来るようになる。
が、そこまでくると、純正のバネではすぐに底付きしてしまう。

ということで、
あまり最新のハイグリップタイヤではなく、そこそこのブランドを、履いた方がいいのではないでしょうか？なので、フレバでいいと思います。

※グリップは、ブランド以外にも、幅、扁平率、空気圧と、車のサスとの相性でも大きく変わります。
※※ロールした時に左右幅一杯に接地しない245よりも、左右幅一杯に接地する195の方がグリップは高い。
タイヤが薄く、幅広くなる程、左右幅一杯に接地させるセッティングが難しくなります。