メルセデスAMGの変速機について

Question

①メルセデスAMG C63S 等で使われている「AMGスピードシフトMCT」とはどんな変速機なんでしょうか？
カタログをみても「トルクコンバーターの代わりに、湿式多盤クラッチを使用し、効率的かつスピーディーな変速が可能」としか書かれていないため、よくわかりません。

②また、メルセデスAMGのピュアスポーツカーのAMG-GTSにはこの「AMGスピードシフトMCT」ではなくDCTが使われています。AMG-GTSに使われない理由は何なのでしょうか？

③C63Sに乗ってパドルシフトで変速をしてみたのですが、AMG-GTSのDCTよりも変速スピードは遅かったです。
AMGスピードシフトMCTのメリットは何なのでしょうか？

上記①、②、③がおわかりになられる方がいらっしゃいましたら、ご教示願います。
宜しくお願い致します。

Answer 1

①変速機はATと同じ。トルコンの代わりに湿式多盤クラッチ。クラッチを電子制御している。
②AMG-GTのDCTは変速機はMTと同じので、クラッチが電子制御のダブルクラッチ。こっちの方がよりスポーティー。
③アクセル踏んだ時のダイレクト感。

Answer 2

DCTはコストがかかります。

多段ATは歴史があり安定して安いです。このトルコン部を自動クラッチに置き換えるだけでMCTになるので、信頼性が高いメルセデスのイメージに合致します。
DCTより少々遅くてもそのような高速シフトを求めない車種に向いています。

DCTは高速シフトが出来ますがメルセデスとしては歴史が短く信頼性で劣ります。しかし、BMWのM4のようにDCT搭載車種と比較される車種には必要なので限定して搭載しています。

どのようなメカニズムを搭載するのかと言う機械の選定は速さだけでは決まらないいい例です。