全世界で高いブランド力を誇る自動車ブラ ンドの一つ「フォード」は、日本国内で はドイツの「メルセデス・ベンツ」などに 比べ、販売力や認知度が以前より低下して いるようです。どうして

Question

こういうことになってしまったのか、教えて下さい。

補足

米自動車大手のフォード・モーターの 「フォード」ブランドは、全世界で高い人 気を誇る自動車ブランドの一つです。 しかし、日本国内ではドイツの「メルセデ ス・ベンツ」などに比べ、販売力やブラン ド力が以前より低下しています。 1979年、フォードが日本の自動車メーカー 「マツダ」に資本参加。これに合わせて、 マツダとフォードが出資して、フォード車 の販売会社「オートラマ」が1981年に設立 され、翌1982年にその第１号店が名古屋に オープン、本格的な全国展開が始まりまし た。 オートラマは開業当初、マツダ生産車を フォードブランドで販売していましたが、 その後、北米生産車の輸入販売を開始し、 さらに1994年に「フォード」店に名称を 変更。それに合わせ、輸入フォード車のラ インナップ充実を図る一方、マツダ生産車 の販売を順次中止し、2003年には商品ライ ンナップがすべて、輸入フォード車に切り 替わり、現在に至っています。 しかし、輸入フォード車の販売不振やマツ ダ生産車の販売中止、直営店重視政策も重 なり、全国各地でフォード車の閉鎖・撤退 や経営譲渡が相次ぎ、そのことが、日本国 内でのフォード車の販売力低下に拍車をか けています。

Answer 1

今？何歳の方？ですか。


日本と言う国の工業製品に対するマーケットは世界的に見てとてつもなく異端な国なのです。


フォードは確かに世界シェアで見たら売れていますね。


日本では売れていません。昔は政策としてアメリカ製の車を国内で売る努力を企業は求められて来ました。


大排気量車の自動車税の軽減や重量税の免税をアメリカは本気で日本に助言してきたのです。


排気量の大きな車に対する税率は世界でも日本は非常に高い国です。


なのでメルセデスを始めとするヨーロッパのメーカーは日本の税率を考慮した日本の環境に使いやすい車種を８０年代から投入してきたのです。


ブランドイメージを損なう事なく、日本のマーケットに参入する努力をしてきたメーカーとそれを怠って真っ向からの争いに参加してこなかった企業の差が今の日本における販売台数に反映されているのです。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。

Answer 2

フォードは、全世界で同一モデルを販売する「ワン・フォード」戦略をその基幹として掲げています。

主に欧州フォードがデザインしたグローバル戦略モデルで、シャーシを全世界で共通化することでコストダウンと投入の即応性を手に入れています。がその反面、地域の特性に合わせたローカライズが難しく、価格などの柔軟性に欠くという最大の欠点が露呈したものです。

これに対してトヨタなどは、北米向けにはカムリをベースとした中・大型のモデル、欧州には一回り小型のオーリスを中心に派生させ、日本は旧カローラやヴィッツの5ナンバーサイズ、そしてアジアはダイハツ・ムーブをベースに開発した低価格モデルと、仕向地に合わせた開発を行ない細かな要求に応えているのです。

ドイツメーカーも、日本への輸入モデルではAクラスや1シリーズといった小型のモデルを拡充させ、装備なども日本人の好みに合わせて装着して来ているのです。

フェラーリやポルシェのようなブランド力があれば、「オレの作った物を文句言わずに買え！」と殿様商売が出来ますけれども、大衆モデルではそうはいきません。

それにフォードには、V8アメリカンなマッチョカーもあればマツダが作った日本車的なモデルもあり、さらに欧州フォードが開発したのもあり…と、イメージが統一できていません。

先の経営方針に加えて、この統一感の無さがブランド構築を阻んでいる物と思われます。

ベンツやBMWであれば、大型からコンパクトまで「この顔で統一」という統一感があります。また、アウディはこれで世界的にブランドとして躍進できたものです。
リンカーンとフォーカス、同一線上にはとても見られませんよね。

日本車は安くて壊れない、ということで世界中を席巻しましたが、ブランド力がイマイチ欠けています。このため、顔を統一することで今度はブランド力を上げようと、今しているところなのです。

Answer 3

同じ国のGMにも勝てないメーカーなのに？

フォードのベストセラーカーは日本には関係ないF-150ピックアップトラック。

コンパクト系も割高。ドイツ車より高い車なんて入りません。売れる車種を探す方が難しい。

Answer 4

売れない車になったからです