レクサスの車は日本の景観（京都・奈良にあるような神社仏閣や和風な街並み）に似合うと思いますか？特に昨今のレクサス車は「和の雰囲気」「日本の美意識」を強く意識して内外装のデザインをしていると言われますが

Question

、正直どこに日本らしさを見出せば良いのか分かりません。特に内装は、茶色い木目パネルが少なくて誰が見ても分かりやすい豪華さがありませんし、内装色は寒々しく閉塞感を感じる黒基調の物が多いですし、とにかくかつてのトヨタ車・レクサス車の内装には感じられた「温かみや落ち着き」が感じられないんです。これじゃ一昔前の地味なドイツ車の内装と変わらないと思うのですが、どうでしょうか？

補足

現行LSの外装デザインは、確かにそれまでの歴代LSに比べてようやく最高級車らしい「威厳と貫禄」が付いたと思います。それこそ昭和時代のクラウンのような豪華さが。

Answer 1

個人的には、レクサス車の内装は十分に「和」を意識したものだと思います。

レクサス車の場合、おそらくは主要顧客層である欧米人がイメージする「日本」「和風」を感じさせるものを意識的に取り入れているように思います。

例えば、各車のインストルメントパネルならば、欧州車には設定の無い「バンブー」がチョイスできますが、欧米人からすると素材である「竹」自体にアジアを感じ、日本をイメージするのだと思います。

他にも、LSのドアパネルに採用する「切子調ガラス」、UXのインストルメントパネルの「和紙調シボ」等は、日本の伝統工芸にある技術を連想させるもので、ライバルブランドにはない、「日本的」な演出だと思います。

ただし、これらは我々日本人からすると個々のアイテムとしては「和風」をイメージできるものの、所謂、伝統的なもの（質問者様が挙げられているような神社、仏閣等）とは完全イコールにはならない、とも思います。

個人的に考える伝統的和風イメージにもっとも近いのは、トヨタ・センチュリーだと思います。
例えば、ボディーカラーの漆黒の色合いは、仏壇などの艶やかなかつ深みのある「黒」であり、銀色の窓枠と相まって厳かなイメージを感じます。
また、鳳凰をあしらったエンブレムが付く七宝文様の大型グリルは威厳そのもので、そこらじゅうに日本の伝統的な要素が散りばめられています。

ところが、レクサスの場合は国際展開を前提としています。
したがって、我々が考える「日本の伝統的なもの」というよりも欧米人の顧客層がイメージする「日本らしさ」を強調せざるを得ないのではないか、と思います。

その根底にあるのが、日本人自身が考える「和風」と欧米人がイメージする「和風」にはギャップがある、という事ではないか、と思います。

もうひとつ、現在のトヨタの上級車やレクサス車の内装の色合いについてですが、レクサスはともかく、ほぼ国内専用車であるクラウンを見ると質問者様が思われるように、かつての色調とは変わって来ていると感じます。

シートは確かに黒、黒＆赤、ベージュ、白と選べますが、センターコンソールパネルは黒木目調、カーボン調となっており、かつての定番だった内装の表皮がベージュで、インストルメントパネルの色調がブラウン系、センターコンソールとドアパネルに明るい色調の木目調パネル、ブラウンorベージュのシート、といった組み合わせはありませんね。

レクサスには、オーカー、トパーズブラウンといったブラウン系のシートカラーも用意されており、確かにクラウンにもあって良いのではないかとは思いますが、何故か設定がありませんね。

この辺は、ユーザーの好みの変化があるとは思いますが、トヨタ自身がユーザーの若返りを意識した意図的な演出のようにも思います。
クラウンで黒＆赤、白のシートカラーなんてちょっと前までは考えられませんでしたので、この辺は最近のユーザー嗜好を鑑みての変化ではないでしょうか。

ですが、現行モデルに関しては代々、クラウンを乗り続けているオールドユーザーの中には、抵抗感を感じている人もいるのではないか、と思います。
もっともそれ以前に、全体的にはコストダウンした影響が見えるような気がします。

カラーには時代毎に流行廃りがありますが、あのトヨタの事ですからマーケティング調査をした上での挑戦的な路線変更だとは思います。

Answer 2

読んでいて何となく言いたい事分かります。

レクサスは「脱ドイツ」を狙っていて「日本の高級車」を目指してるんでしょう。
なので古都や神社などバックに持ってくるんじゃないかと。

内装はまだまだ迷走してる感じですね。

Answer 3

福野礼一郎さんが「インフィニティQ45」の再来って表現したので、勘違いされた日本デザインがマークレビンソンのオーディオや切子のガラスとか採用されているみたいですが、私はクラウンの方が日本的だと思います。

Answer 4

神社仏閣などや景色の良い観光地に似合うのは、昭和の車。

北米輸出に似合うのがレクサス。