イタリアのミッレミリアに参加してるようなランチアとかフィアットのザカートBODYの車は、やはり新車のフェラーリより高い値で取引されたりすんですか？

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クラシックカー市場は，ここ何年かは狂乱状態と言って良いほどの天井知らずの価格上昇を続けていましたが，去年辺りからようやくマーケットが落ち着いてきて，何でもかんでも古い車が高いという状態では無くなりつつあります。

その中でも，あなたが言っているザガートボディのモデルいずれも高い人気を誇り，ランチア・フィアット・アルファロメオなどのモデルは，ノーマルモデルよりは高値で取引されるケースが多いのは事実です。
もちろん，全部のモデルが高いかと言えば，ザガートデザインでも，工場ラインを流れて生産数が多いタイプのモノは，それほど高値には成りません。

それでも，ミッレミリアやツールドフランス等のイベントに，有名なドライバーが乗って参戦した車，良い成績を収めた車，有名人が過去に所有していた車などは，その履歴で価値が何倍にも跳ね上がるケースが多いのも事実です。

新車のフェラーリより高いかという質問ですが，これらの好成績の戦歴を持つ車の平均的な相場としては，1500〜3000万円程度のものが多く，フェラーリと同じぐらいというのが実情ですね。
もちろん，ただザガートがデザインしただけで，レースの参戦歴などが無ければ数百万円クラスのモデルも沢山あります。

ただし，ワンオフのスペシャルボディをもつタイプや，ベースがアストンマーティンやフェラーリとなると億単位の個体も珍しくありません。

特に生産台数が少ない，アストンマーティンのDB4GTのザガートモデルなどは，オークションに出品されれば，今でも天井知らずの価格になる可能性が高いですね。