なぜ高級車はアクティブサスを採用しないのですか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ベンツとかＢＭＷとかアウディとかその他いろいろの高級車。 よく分からないのですが。

Question

確かに３０年前。
日本車でもアクティブサスが一瞬流行ったことがありましたが。
ですが値段が高すぎる割に対して効果がないなどと言われて消えましたが。
よく分からないのですが。
ですがこの３０年で電子制御の技術て大進化したのに電子制御の値段て安くなっていますが。
例えばスマホだと３０年前は弁当箱みたいな巨大な携帯電話で２０万円くらいしましたが。
今は携帯電話がスマホになって多機能に性能が上がったのに値段は３万円くらいですが。
よく分からないのですが。
今の技術ならアクティブサスは進化してさせに安く作れるのでは。

と質問したら。
アクティブサスではなくてリアクティブサス。
アクティブサスはロータスの商標です。
という回答がありそうですが。

ロータスのスポーツカーこそがなぜアクティブサスのエランとか出さないのですか。

それはそれとして。
確かに大衆車にアクティブサスはコスト的に無理ですが。
なぜベンツなどの高級車はアクティブサスを採用しないのですか。

余談ですが。
３０年前のウィリアムズＦＷ１５は究極のハイテックＦ１マシンなどと言われていますが。
それでも今のレベルで見るとロ―テックだと思うのですが。

Answer 1

ベンツのアクティブサスペンションはAIRMATIC、アウディはプレディクティブ、BMWはアダプティブMと言います。

先の路面を解析してダンパーを制御する仕組みです。

Answer 2

アクティブサスは30年前に終わった技術で、現代には受け継がれてません。当時開発に関わった人達は大半が定年退職してます。現代に作るなら一から研究する必要があります。

仮に開発した場合、研究費は販売予定数で割って製品に上乗せして回収するから高額になります。

小型化は可能かもしれませんが、高額になります。

Answer 3

その画像にもスプリング機能があるのをご存知ですか？

流体を使用する構造上、一定の流速を超えるとそれ以上流れなくなります。
配管の太さが一定であるため、上限の流量は上限があります。

急激な入力があった場合、サスペンションが動かなくなるため、バッファという意味合でアキュムレーターか設けられています。

つまりアクティブサスペンションといっても、スプリングが全く無いわけではありません。

今はその部分の代わりにエアバッグとし、セミアクティブサスとしたものが用いられています。
ダンパーの減衰力を瞬時に変化させ、バネレートも変化させることによりフラットライドに近い動きを実現させています。

油圧で高速動作を行う機器は定期的なメンテナンスが必要です。
油圧シリンダー等は、工業機器では幅広く用いられているものですが、頻繁なメンテナンスを必要とし、金額も決して安くはありません。

汎用の工業機器に用いられるものですら、そのような装置であるのですから、自動車用に専用設計するととても高価なものになるのは間違いありません。

あなたは携帯電話に例えていますが、その重量はいくらですか？
いくら高価な素材が用いられるとはいえ、重量換算すると「原料費」は大した金額になりません。
大量生産により「製造コスト」を抑えると安く作ることができます。

重量があるものは、製造コストを抑えることができても原料費が下がることはありません。

いくら大量生産しても、複雑で部品点数が多く重量が嵩む機器では安くなる要因が無いのです。

F1でアクティブサスペンション導入された時は、その油圧ポンプの駆動だけで数十psのロスといわれていました。
油圧ポンプの圧力は蓄積できるものではありませんので、常に油圧ポンプを回す必要があり、大幅なパワーロスは免れません。
重量増とともにパワーウェイトレシオを増やす要因となります。

上記のセミアクティブサスペンションは蓄圧が可能なエアを用いることでこの問題も解決しています。

Answer 4

早く走る必要が大前提のF1は兎も角、早く走る必要のない一般道には、そんな高価なシステム要らなくね？って話。