日産自動車は24日、米で開幕したニューヨークオートショーで「GT-R」2017年モデルを初公開した。今回の年次改良では内外装デザインに「発売以来、最大規模」とうたうデザイン変更を施したほか、パフォーマンスの向上も図った。
エクステリアでは、日産ブランドの新世代デザインである“Vモーション”を取り入れ、フロントグリルはマットクローム仕上げとし、メッシュパターンも一新した。ほかにもフロントスポイラー、サイドシル、サイドアウトレット、リアディフューザーなどの形状を変更している。
インテリアについては、インパネに職人による精巧なステッチを施した高品質レザーを採用し、ナビディスプレイを7インチから8インチへと拡大。カーボン製センターコンソール上にITコマンダーを配置し、モニター操作を容易にできるようにした。パドルシフトを、ドライバーが手を離すことなくシフトチェンジできるステアリング固定タイプへと変更したのも大きい。
性能面では、ボディ剛性をさらに向上させ、コーナリング性能を高めた上に、「これまででもっとも快適な乗り心地を実現した」とうたう。さらに吸音材や遮音構造の見直しにより室内に侵入してくるロードノイズや風切音を大幅に低減したという。
GT-R 17年モデルは米国では今夏の発売が予定されている。
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