■ホンダ新型「アコード」 日本ではどう評価された?
2020年2月21日に発売されたホンダ新型「アコード」。10代目へとフルモデルチェンジしましたが日本や世界での販売動向にはどのような特徴があるのでしょうか。
初代アコードは1976年に登場しました。現在までに120以上の国や地域で販売され、累計台数2000万台を達成。ホンダを代表するセダンとして、世界中で愛されています。
ホンダによれば、2019年の年間グローバル販売実績は49万9493台だといいます。その大半を占めているのが、北米市場(25万8999台)と中国市場(21万7899台)です。
10代目となる新型アコードは、2017年に北米市場に導入し、その後2018年に中国市場で発売されており、日本市場への導入は後発の部類となります。
その理由として、開発責任者の宮原哲也氏は「各地域のほかのモデル導入を含めたうえでのタイミング」と語ります。
今回、日本に導入するにあたり、走行性能(おもに足回り)などをはじめ日本向けにセッティングが施され、さらにデザインについてはこだわる部分があったようです。
「歴代アコードを振り返ると実用性や走りに関しては高い評価を得ています。しかし、デザインに関してはそれ以上でもそれ以下でもないことが大きな課題でしたので、新型アコードでは『若返り』を開発キーワードとしています。
ただし、おじさんが無理に若作りするということではなく、若い人が見て『おじさんカッコいいよね』といわれるようなモデルを目指しました」(宮原氏)
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では、日本での販売状況はどうなのでしょうか。ホンダによると「2019年10月28日の受注開始から、直近5月24日終了時点での総受注台数は2295台で、月販300台の計画に対し7か月平均327台となり、概ね計画どおりです」と説明しています。
新型アコードを購入したユーザーの反響はどうだったのでしょうか。ホンダの販売店スタッフは次のように話します。
「新型アコードは、一見欧州セダンのようなスタイルをしているうえ、内装も上質さが増しています。そのため、先代や先々代のアコードオーナーから『またアコードにしよう』という声もあり、購入層の大半はアコードからアコードの乗り換えが多いのではないでしょうか。
また、実際に納車されたお客さまからは、知人から輸入車に乗り換えたと間違えられたことや、子どもから『かっこいい』といわれたなど好評な声を聞いております」
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新型アコードは、グローバルで1グレードを展開。前出の宮原氏は「デザインだけでなく、アコード初採用となるアダプティブ・ダンパー・システムにより、スポーツとコンフォートのモードでは高いレベルの走りを実現した結果、欧州セダンに負けない走りだと自負しています」と話します。
■スカイラインやカムリに負けない!? 新型アコードの特徴とは
新型アコードは、走行性能と室内空間の居住性を大幅に向上。デザインもロー&ワイドかつ低重心のスタイルを実現しました。
外観は、磨き上げた走りの性能からイメージを膨らませ、動体としての在るべき姿を追求したスタイリングで、アコードならではの上質感や走りのパフォーマンスを表現。
日本ではハイブリッド車のみをラインナップし、2モーターならではの力強い加速と滑らかな走りを実現する独自のハイブリッドシステム「e:HEV (イー エイチイーブイ)」を搭載しました。
インテリジェントパワーユニット(IPU)をこれまでのリアシート背面から後部座席の下へ再配置することで、トランクルームの広さも大幅に拡大。ハイブリッドセダンではクラストップの荷室スペースを実現しています。
また、アコードとして初めて、ダンパーの減衰力を4輪独立で制御する「アダプティブ・ダンパー・システム」を採用。
さらに、ドライバーの気分やシチュエーションに合わせて車両特性を変えられるドライブモードには、「ノーマル」、「スポーツ」、「コンフォート」をドライバーが任意で設定でき、スポーツモードではパワートレインやエキゾースサウンドが変更されます。
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昨今、スタイリッシュなデザインを採用したセダンが増えており、堅調な販売台数を記録しています。
日産「スカイライン」、トヨタ「カムリ」などは、そのスタイリッシュなデザインと良い走りを実現する走行性能を武器に若年層の購入も増加しており、「若返りが図れた」といえそうです。
新型アコードもスタイリッシュ&高い走行性能を持っているため、今後の販売に注目です。
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みんなのコメント
日本市場にセダンを投入し続けるホンダを応援したい。
出来ればこれなら勝てそうというセダンが1台くらい欲しいところです。
ありがたいんじゃね?