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これって……目がバグる! リバティウォークはコンパクトカーも熱かった【大阪オートメッセ2024】

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これって……目がバグる! リバティウォークはコンパクトカーも熱かった【大阪オートメッセ2024】

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■大阪オートメッセ2024が開催中

もったいない? いやこれでこそリバティーウォーク! 世界の至宝「フェラーリF40」を大胆カスタム!

■リバティウォークのコンプリートカーが注目を集めている

■コンパクトなモデル2台にスポットを当てた

 F40風にカスタムされたAZ-1がアツい!

 ド派手なのに破綻しているところがなくて、作りの質もフィッティングも完璧、かつグラフィックとのまとまりまで計算され尽くした、作品性の高いカスタムカー。そんなリバティウォークのコンプリートカーたちは、大阪オートメッセ2024でも強烈な注目を集めた。

 お立ち台の中央を占めたカウンタックは、もちろん実車なのに背景のスクリーンが動いていると、まるでモデルカーのような非現実性を帯びて見えてくる。2次元のような世界観のクルマが3次元でリアルに実現され、ストリートにさらりと降りてきたような強烈な存在感、そこにリバティウォークならではの凄味がある。

「ブース反対側スペースの車両はすべてストック車両で、残らず売れました。東京オートサロンから売れ行きはまずまずですね。でも今年の一番人気でいったら、コンパクトカーじゃないかな」と、対応してくれたスタッフは笑う。そのコンパクトカーの一台とは、何とF40風にカスタムされた「LB-WORKS AZ-1 LB40」だ。青いカッティングシートをまとって昨年とは装いを変えた、ワークス系のビス止めリヤフェンダーをまとったF40と並んでいると、本当に目がバグる。何でも昨年から移されたブーススペースが、思ったより広くなかったそうで、クルマが密に並べられた分、先のカウンタックといい、逆にスケール感がわからなくなる効果は高まっていた。

 今年、新たに発表された787BのレナウンカラーのシルエットFDといい、リバティウォークは本家に対するリスペクト&オマージュを表現するのが本当に巧い。

 ロッソカーズとのコラボで生まれたアバルト595トリブートのコンプリート

 そして今年、もう一台、大きな注目を集めたコンパクトカーにしてリスペクトフルな一台が、山形のイタリア車カスタムのスペシャリスト、ロッソカーズとコラボして完成したアバルト595トリブートのコンプリートだ。

 エアロパーツの開発を手がけたアバス・ガレージの高橋代表いわく、「アバルトをオーバーフェンダー化して幅だけワイドになると、クルマが元々ファニーで丸っこいものですから、寸詰まりになっちゃうんです。そこで加藤さんと考えたコンセプトというのが、『F40トリブート』。フロントグリルからスポイラーにかけて、ほら自然に下に向かってスラントして、前に伸びているでしょう? 縦方向を伸ばしつつ、NASAダクトなどF40に通じるディティールを採り入れました。リヤウイングは立てることはせず、ノーマルを生かしたまま延ばしつつダブルウイングにしています。リヤディフューザーもF40風にして、リバティウォークさんの系譜に連なる、いいコラボになったと思っています」。

 つまり、自信作だ。エクステリア同様、インテリアも丹念に造り込まれ、MTのシフトスティックまわりはストレートカット仕様に換えられている。リンケージを収めるためコンソールの一部が切り欠かれ、シフト操作をするとリンケージが動いているのが見えるのも面白い。またバケットシート化によってヒップポイントが劇的に下げられ、ナルディに換えられたステアリングと相まって、より低い視線のスポーティなドライビングポジションがとれる。それでもイタリアンの常で手もとがやや遠いため、今回は装着が間に合わなかったがモモ仕様のピッチで、スポークが手元に近づけられたオリジナルステアリングも用意されている。

「パートナーの乗るセカンドカーがこれまではミニのクーパー系という方がけっこういらしたのですが、今後はEVになるとのことで、アバルトへ乗り換える人が少なくないです。もともと人気の高いクルマでしたが、手もとのオーダーがかなり積もっていまして、車種にもよりますがベース車両のある状態から約3カ月、難しい加工の要る車種やレストアも必要になる旧車であれば6カ月以上。お客さんに等しくお待ちいただいている状態ですね」。

 カスタム・コンプリートの裾野はコンパクトカーやイタリアン・ホットハッチをも巻き込んで、広がり続けているのだ!

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