GMは「シボレー・コルベット」のハードコアバージョン「コルベットZ06」を発表。アメリカを代表するスポーツモデルのモンスター仕様は、うわさ通りミッドに自然吸気V8 DOHCユニットを搭載して登場した。
コルベットZ06は、サーキット指向のハイパフォーマンスモデルとして1963年式コルベットにオプション設定されたのがルーツ。最新の8代目では、エンジンを先代の6.2LスーパーチャージドV8 OHVから大胆に変更してくると言われていたが、運転席背後にはレースマシン「C8.R」譲りの5.5L自然吸気V8DOHC「LT6」を搭載してきた。
排気量の縮小と自然吸気化と聞くとパワーダウンを心配してしまうが、そんな懸念はまったく無用。ドライサンプ潤滑方式とフラットプレーンクランクを採用する新たな心臓は、最高出力670hpを発生し、先代Z06の659hpを11hp上回っている。しかも、最高出力には8600rpm(先代は6400rpm)という高回転域で到達するから、キャラクターの激変は明らかだ。同時に公開されたオフィシャルムービーでも、NAならではの高らかなエキゾーストノートが確認できる。
エンジン以外でも、ベースモデルに比べトレッドが9.4cmワイド化されたほか、リアタイヤは345幅へと変更。ウイング角をマニュアル調整可能なリアスポイラーも標準装備する。また、足回りでは、サスペンションが磁性流体により減衰力を瞬時に調整する「マグネティックライド4.0」となり、フロント6ピストンの大型ブレーキシステムも装備。バネ下重量を18.6kg削減可能なカーボンファイバー製ホイールもオプション設定される。
さらに過激な仕様を求める向きには、先代同様「Z07パッケージ」を用意。よりハードな設定のサスペンションやカーボンセラミックブレーキローターを装備するほか、大型のカーボンファイバースポイラーなどにより空力性能が強化され、186mph(約299km/h)時のダウンフォースは734ポンド(約333kg)に達するという。
新型コルベットZ06は脱着式ルーフを持つ「クーペ」と電動格納ルーフの「コンバーチブル」をラインナップし、右ハンドル車も生産されるとのこと。日本への導入も期待できそうだ。
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