車種別・最新情報 [2024.03.28 UP]
トヨタ・ランクル250《先読み購入ガイド》
期待の本格オフローダーは今春発売が有力!
文:横田 晃
TOYOTA ランドクルーザー250
万能実用4WD車として
原点回帰で磨きをかけた
ランドクルーザー250は、従来はライトデューティ系オフローダーに分類され、プラドのサブネームがつけられていたシリーズの最新モデル。新型ではプラドの名を外し、内容的にも”ヘビーデューティ系“ランドクルーザーの300系と遜色のないものとなって登場してくる。
ライトデューティといっても、もともとプラドはトラック用シャシーのタフな70系ランドクルーザーから派生した乗用車モデルだ。その走破性や実用性は、世界で高く評価されている。
ただし、代を重ねるうちに高級志向を強め、万能型実用車としての個性を見失った感は否めなかった。そこで、4代目となる新型は原点回帰を志向、オンロードからオフロードまで、世界のどこででも使える実用車としての実力に磨きをかけている。
ボディの下に秘めたフレームは、300系ランドクルーザーをベースに、軽量化などの最適化を施したもの。フレーム単体の剛性は現行の150系プラドより50%も向上しているという。31度のアプローチアングルや23度のデパーチャーアングルは現行型と同じ。現行型より25mm削られたフロントオーバーハングなど、本格的なオフロードを走破するための基礎的なスペックに隙はない。
全長4925×全幅1980×全高1870mmは現行型より全長が100mm、全幅も95mm大きいが、ドアミラー外側幅では現行型より65mmも縮小して、狭隘路での実用性能を確保している。
ボディの角ばったデザインも、車幅ぎりぎりの悪路を走破するときに、車両感覚を掴みやすくするための必然。ドアグリップを掴んで窓から身を乗り出す運転操作も想定した、サイドウインドウ開口部の高さや形状も同様だ。
足回りは300系ベースとなって、大幅にポテンシャルを向上させている。4WDシステムには電子制御センターデフを備え、センターデフとリヤデフにはロック機構も装備。あらゆる路面で最適な駆動力を各輪に伝える、マルチテレインコントロールやクロールコントロールも装備する。極悪路で左右輪のストロークを稼げるよう、スタビライザーを切り離す機構も300系譲りだ。
国内向けのエンジンは、4気筒の2・8ℓディーゼルターボと2.7ℓガソリンが予定されているが、海外向けにはハイブリッドも設定されており、国内にも導入される可能性はある。
問題は納期。本気で欲しい人は、今からディーラーとのコネクションを整えておくべし。
複雑な曲面で高級感を感じさせる300系と比べると直線的な構成のデザインは、狭い極悪路での運転しやすさを考えた必然。四隅や車幅の掴みやすさは、走破性を高める。
車体の傾斜が掴みやすい水平基調のインパネや、分厚い手袋をしていても操作しやすいスイッチ類、身を乗り出して外が目視しやすいウインドウシルなど、実用性の塊だ。
全長が4925mmの大柄なボディを活かして、シートは2列と3列を用意する。2列目までの広さはどちらも同じ。ロングドライブも十分にこなせる快適な室内空間を確保する。
やはり3列目まで使用中の荷室は広大とは言えないが、3列目は床下に格納でき、フラットな荷室が得られる。2列シート仕様なら、2列目を畳めば積載容量はトラック並み。
正式発表前から人気が白熱! 熾烈な争奪戦は必至
「発売は初夏」との情報が流れていたが、現時点で販売店に訊ねても「ディーゼルエンジンの認証不正問題が絡んでいるため、はっきりとわからない」とのこと。ともあれ「生産能力を大きく上回る注文が入る」のは間違いない。発売して間もなく、オーダーストップとなる可能性が高いので、購入を考えているなら最寄りのトヨタの販売店すべてに「情報が入ったら知らせてもらいたい」と申し込んでおくこと。「抽選販売」となる可能性も十分。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
カクカクでガンメタとか、昭和生まれの私にはしびれますわ。