トヨタ bZ4X 「トヨタ味のBEV」のユーザーレビュー

ゆーすけ1017 ゆーすけ1017さん

トヨタ bZ4X

グレード:Z_4WD 2022年式

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
5
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
4
積載性
4
価格
2

トヨタ味のBEV

2023.4.22

総評
メディアでの評価があまり高くなかったため、期待少なめに試乗しましたが、普通にいい車でした。

航続距離表示のマージンを取りすぎていたり、電池の劣化を極度に恐れていたりするのはトヨタらしい面が出ていますが、走りと乗り心地を両立させ、長距離でも疲れにくいであろう車になっていると思います。

今回不満に思った点のうち、ハードについてはアップデートで改善されるようなので、プロダクトとしてはまぁまぁおすすめできると思います。

ただし、KINTO専売はしばらく続くようなので、買うならソルテラです。

リセールが怖いので、人には勧められませんけど。
満足している点
・十分な動力性能

メディアでは、BEVとしては物足りないという評価もあって、気になっていましたが、まったくそんなことありませんでした。

日常的に使うことが多いであろう100km/h+αくらいまでの加速は、直線的にあっという間に到達します。

実用車としては、十分以上です。

・安心感のある走り

しっかり低重心と重量を活かしたセッティングになっており、楽しいハンドリングと乗り心地がバランスされています。

・すぐ馴染めるBEV

BEVだから特別な操作が必要なわけではなく、極端な回生ブレーキ(ワンペダルモード)もないため、スッと馴染めて、かつBEVの良さをしっかり味わえる万人受け(この場合は褒め言葉です。)するBEVだと思います。

トヨタの安心感もあり、あまり車に詳しくない人がファーストカーとして使うBEVの入門版としてもいいかもしれません。
不満な点
・KINTO専売

スバルは売り切りをしているのに、なぜという感じです。

しかも、KINTOそのものはあまりお得感がないので、余計に購入できた方がいいのに、と思います。

・急速充電の受け入れ性能

まもなくアップデートで改善されるようですが、急速充電が1日2回では、このサイズのSUVとしてはどうにもなりません。

・ブレーキのタッチ

ペダルストロークが長めで、かつタッチがスポンジーだったので制動力をリニアに引き出せない感がありました。

停止寸前にカックンになることが多かった気がします。

・室内の静粛性

パワートレーンからの音が少ない分、他が気になるというのはBEVあるあるですが、やはりロードノイズがうるさくて、高速では意外と同クラスのICE車と変わらない感じがしました。

・小さいメーター

ステアリングにかかるタイプのメーターで、メーター自体の大きさが小さいため、自分のシートポジションでは、メーターの下半分が見えません。

速度は上半分に表示されるため、運転に支障はありませんが、下半分に表示されるACCの作動状況は姿勢を変えないと見えません。

運転席の前に無駄なスペースをわざわざ作って、メーターをあんなにウインドシールド側にオフセットするのではなく、通常の位置にメーターを配置して、HUDを設置した方がよっぽど見やすいと思います。

・後席の着座姿勢

前席では何も感じませんでしたが、後部座席はバッテリーのせいでかなり床が高く、明確にひざが浮きます。

ニースペースは広いので、多少脚を伸ばせば改善しますが、疲れやすそうです。

・パドルシフトの省略

ソルテラにはあるのに。

くせのないBEVだとしても、回生量を調整できるパドルシフトはむしろ必須だと思います。
デザイン

4

個人的にはカッコいいと思いますが、ややクセが強い気もします。

20インチのホイールデザインはカッコいいのですが、18インチがやや残念。
走行性能

5

最少回転半径の割に、ステアリングがクイックだったので、(いつ追加設定されるかわからない)ステアリングバイワイヤはなくても、全然不満はありません。

他のBEVと同じく、ギュンギュン曲がり、その上AWDだったため全く怖くありませんでした。

加速もシームレスに力強く、意のままに走ってくれるので、一般人が乗る分にはどんな使い方でも不満は出ないと思われます。

ただし、ツインモーターAWDなのにハンドルセンターが曖昧で、直進安定性が悪く感じられたのは残念なところです。

実際は安定していると思うので、EPSのセッティングで改善されると思いますが…。

現状では、普段使用しているエクリプスクロスPHEVの方が高速での安心感がありました。
乗り心地

4

試乗車は、オプションの20インチを履いており、これがやや悪さをしている感じがあって、首都高のジョイント部でやや強めの入力があったりしますが、収束は早くギリギリ不快なところまではいきません。

ハンドリングとのトレードオフと思えば納得のいくレベルですが、そんなに車に興味のない人からすると硬いと感じるレベルかもしれません。

標準の18インチで十分だと思います。
積載性

4

このサイズのSUVに期待される容量は確保されています。
燃費

4

正確に計っていませんが、気候が良かったおかげで表示される航続距離が理不尽に減るようなことはありませんでした。

5月のアップデートで、残航続距離表示のマージンを減らしたり、エアコン使用時の航続距離の減少幅の表示を改善するようなので、さらに安心できると思います。
価格

2

内装の質感を見ると、やや高いのは否めません。(ソルテラの販売価格で見た場合。)
アリア(値上げすると思いますが。)の方が内装の高級感があって、まだ価格に説得力があると思いますが、どちらにしてもまだまだ価格競争力でBEVかPHEVを迷うという段階には至っていないです。
故障経験

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