マツダ MAZDA6 セダン 「マツダらしいフラッグシップセダン/ステーションワゴン」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山本 シンヤ
山本 シンヤ(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
4

マツダらしいフラッグシップセダン/ステーションワゴン

2022.2.12

年式
2019年8月〜モデル
総評
マツダらしいフラッグシップセダン/ステーションワゴンだと思うが、ラージ商品群が控えている中で「今、選ぶ必要があるか?」と問われると、素直におススメはできない。このサイズがいい、このデザインが好き、完熟のモデルが欲しい……と言った明確な購入理由があれば、どうぞ。
満足している点
最新のマツダ車よりも主張は少なめだが、日本車には数少ない「落ち着き」と「エレガントさ」を備えた一台。スポーティ過ぎず、豪華すぎない絶妙なバランスだ。
不満な点
改良により最新マツダ車と同じ機能・装備は盛り込まれているが、やはり基本設計の古さは隠し切れない。
デザイン

4

基本デザインは2012年登場のアテンザなので古さを感じないかと言えば嘘になるが、スポーティとエレガントのバランスは最新モデルにも負けておらず。特にワゴンは日本車の中では群を抜く美しさ。インテリアもエクステリアと同様の印象だが、スイッチ関係や細部のクオリティと言ったディテールは最新モデルと差があるのも事実だ。
走行性能

4

ボディのカッチリ感などは最新モデルと比べるとやや頼りなさはあるものの、弛まない改良と熟成によりハンドリングと快適性のバランスは良好。第7世代のモデルよりも無理をしていない自然なフィーリングは好印象。パワートレインは複数用意されるが、マツダ6のキャラクターに最もマッチしているのは2.2Lディーゼルターボ。
乗り心地

4

ボディサイズを考えると若干硬めに感じるものの、素性の良さ(ワイド&ローでホイールベースが長い)に加えて。GVCプラス採用により接地性の高さ、フラットで乗員の揺れを上手に抑えたサスペンションのセットアップ、人をシッカリと座らせるシートなど相まって快適性は非常に高い。
積載性

4

リアシートは足元、頭上だけでなく横方向のゆとりが効いており、ゆったりと座れる。ラゲッジルームの広さはステーションワゴンは言うまでもないが、セダンも高いレベルで使い勝手も良い。個人的にはデザインとパッケージのバランスは最新のマツダ車より優れていると思っている。
燃費

4

ディーゼル車は6速ATと言うハンデを持ちながらも高速では20km/L越えが余裕の実力。パフォーマンスと燃費のバランスはピカイチ。一方、ガソリン車はNA/ターボ共にこのクラスでは平均的……と言う燃費なので、積極的におススメできない。
価格

4

ガソリン車は289.3万円から、ディーゼル車は331.1万円のプライス。内外装の仕立てのよさ、熟成の走りなどを考えるとコストパフォーマンスはそれほど悪くないと思うが、基本設計の古さをどう考えるかで高い/安いと言う評価は変わるかも!? 
山本 シンヤ
山本 シンヤ
自動車ジャーナリスト
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員ワールド・カー・アワード選考委員
マツダ MAZDA6 セダン 新型・現行モデル

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