ディーゼルエンジンは灯油仕様にできるのですか？

Question

友人の父親が昔乗っていたいすゞジェミニのディーゼル車は、いつも灯油を使用して乗っていたそうです。４～５年くらい乗っていたそうですが、その間は灯油だけを使用していて特に壊れたりもしなかったそうです。確かなことかは分かりませんが、そのジェミニはクルマに詳しい人にエンジンを調整してもらって、灯油仕様にしてもらっていたかもしれないとのことです。そのようなことはできるのでしょうか？できる場合、どのようにしたのでしょうか？ それとも、たまたま壊れなかっただけでしょうか？

Answer 1

灯油使用にしなくても、その時代のディーゼルであれば普通に走りますよ。
マツダカペラのスーパーチャージャー付きディーゼルは灯油のみで２３万キロトラブル無しで
走った例があります。
ただし、潤滑の問題から軽油に比べ非常に不利ですので、専用の灯油添加剤を入れてあげれば
従来の噴射ポンプであれば壊れないでしょう。
最新のコモンレールにも対応した添加剤もあるようです。

また、噴射ポンプが小型エンジン用の分配型ではなく、大型エンジンに使用される列型ポンプであれば
壊れる事はありません。
理由は、列型はエンジンオイルを使って噴射ポンプの潤滑を行っているからです。

中型重機、発電用大型ディーゼルエンジン、船舶用エンジン、農機具用エンジン、構内用トラックなど
排気ガスの問題で重油が使えないエンジンは、灯油を燃料として今現在も使用されています。
理由は、軽油、重油よりも灯油の方がＮＯＸ、ＨＣの噴射量が少ないからです。

ただし、熱量が軽油、重油に比べ灯油の方が低いので、エンジンの出力は確実に下がります。
特にストローク量の長いエンジンの場合、灯油は使えません。
（セタン価が低いため、燃焼してもピストンを下げる力が弱い、よって出力トルクが細くなる）
ですので、超ロングストロークに代表される大型船舶用ディーゼルエンジンは、軽油すら使わず熱量が大きい重油のみを
使用する訳です。
（軽油、灯油ではギアを入れた瞬間、エンジンが止まってしまいます）

質問者からのお礼コメント

灯油のみで２３万キロもトラブル無しで走った例があるのなら、たしかに灯油仕様にする必要はなさそうですね。ご回答ありがとうございました。

Answer 2

灯油と軽油は似ていますが非な部分も
たくさんあります、
粘度、比重、氷点も違いますが唯一
最も近いのが発火点です、
これがディーゼル機関に使われる所以
になっています。
非常用発電機ディーゼルエンジンでは
灯油が指定燃料になっているものがあり
ますがこれは車用ではないので合法です、
軽油が指定の場合でもこの場合は免税
軽油となりガソリンスタンドの価格より安く
なります。
長期にわたり灯油を使用した場合は噴射
ポンプの寿命を縮める為メリットはありませ
んし、車で使用した場合は脱税行為で罰
せられます。

Answer 3

それをやると違法だよ

Answer 4

灯油を継続使用する場合はポンプの潤滑不良で故障の原因になります。
トルクが確実に落ち燃費悪化しますのであえて灯油を使用するメリットはありません。
灯油を自動車燃料として使用する場合は税の申告をしてください。

Answer 5

潤滑成分の少ない灯油を使い続けると、燃料ポンプが壊れます。
ごく少量のエンジンオイルを混入すると良いかもしれませんが、今度は排ガスが汚くなり、白煙を噴いたりマフラー内部がドロドロになったりする可能性が高いです。

また、灯油で公道を走行することは「脱税行為」です。
自ら、灯油の使用量から税額を算出して申告すれば問題ないですが・・・。そこまでして灯油仕様にするメリットは無いでしょう。
なお、一部の発電機用ディーゼルエンジンには、始動時は軽油を使い、途中から灯油に切り替えることが出来るモデルもあります。

注・以前、とある自動車雑誌で、廃てんぷら油を精製してディーゼル車の燃料として使用している人の記事を読んだことがあり、その人は自分で申告していました。排ガスからてんぷらの香りがするとか。
もちろん、上で述べた燃料ポンプの潤滑の問題から、100%てんぷら油には出来なかったようです。

Answer 6

ディーゼルエンジンは、灯油軽油重油で動きます。特に改造は必要ありませんが、灯油のまま使うと噴射ポンプの潤滑が出来ないので年数というか使用時間で噴射ポンプが駄目になります。このポンプってまともに買いに行くと20～40万円しますので、コストダウンのために灯油を使うのははっきり言ってお得ではありません。

それと灯油や重油で公道を走ることは出来るのですが、税務署で納税をせねばならずこれが面倒です。灯油にはクマリンという物質が含まれていて、これで簡単に灯油で走ってることが判ります。

Answer 7

古い車の中には灯油でも走る車はたしかにありましたが、今の車では１００パーセント無理です。
オイルや添加剤を入れても１００パーセント壊れますのでやめましょう。
ちなみに、公道を走る車でそれをやると脱税にもなっちゃうオマケ付きです。
そうそう、メーカーの保証も受けられなくなります。

Answer 8

出来ますね。配合は秘密です。