ホンダの車はVTECがあるからターボは軽以外使わないと聞いたのですがVTECは速く走るためのシステムなのですか？

Question

バイクのVTECは速く走るためではなく燃費向上と聞きましたが。


またVTEC乗りの方、ターボよりもVTECの方が良いとこ悪いとこを語ってください！！

Answer 1

ＶＴＥＣは馬力向上、燃費向上の両面があります。ＶＴＥＣは可変式のバルブタイミングシステムです。一般車は乗りやすさ燃費重視の為にバルブを駆動するカムが低速向きの分が装着されています。逆にレーシングカー、スポーツカーはパワー重視の為に高速向きのカム（ハイカム）が装着されています。このカムは性格的に相反する物ですが、この両方のカムを一つのエンジンにしたのがＶＴＥＣシステムです。同種のシステムが日産ではＶ－ＶＥＬ・トヨタはＶＶＴ－i、三菱ではＭＩＶＥＣになります。
実際にＭＩＶＥＣではターボを搭載したものにランエボがありますし、ホンダもスプーンというチューニングショップがターボを装着したシビックやインテグ・Ｓ２０００などを出しています。
ホンダは基本的にＮＡエンジンで効率よく、燃費とパワーの両立を図っているようですのでしばらくはターボの普通車の販売は無いかも知れませんね。
追加
すみません、ありました。米国ホンダのＭＤＸにＫ２４Ａ（アコードに積んでいるのと同じタイプ）のiVTECプラスターボ、２４３馬力がありました

Answer 2

ホンダでも軽自動車以外にもちゃんとターボは有ります。

K23Aはi-VTEC+ターボですし、N22Bにもターボは付いています

いくらVTECと言っても排気量以上のトルクは出せないので、ホントにパワーの必要な車にはターボエンジンを積んでいます。

Answer 3

VTECの前身であるREVはCBR400Fという当時最速を争っていたスポーツバイクで初搭載されましたし、四輪初搭載もCR-Xとシビックのホットモデルとしてでした。
91年のSOHC VTEC、VTEC-E登場まではハイパワーモデルとして売ってます。
出自は速く走るためのシステムといっていいですが、新機構はスポーツモデル（高額でも客は文句言わない）に搭載し、低コスト化や信頼性向上のノウハウを得、しかるのち量販ゾーンへというのはよくある話です。

パワーアップと燃費は相反するようですが、効率向上という面では同じ事やってるにすぎません。
一口にVTECといってもハイパワー目的のものから燃費・環境性能目的まで色々種類があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/VTEC
バイクのVTECは四輪のVTECとはほぼ別物で、前述のREVの焼き直しです。
バルブ休止機構であり、バルブタイミング・リフト量の可変機構ではありません。
機構上は四輪のVTECにはスズキのVCエンジンの方が近いです。

ターボですけど、ターボ全盛期の第二期F1で無敵を誇ってましたし、ノウハウが無いわけではないでしょうが、元々ホンダはターボ搭載に熱心ではなく、このへんはマーケティングの話でしょう。
初代レジェンドのウイングターボなど例がないわけではないですが。

VTECといっても色々あるので「スポーツタイプの」と限定しますが、
初期のVTECはカムプロフィール切り換えてる割にトルクの谷の無さに感動したものですが、ユーザーの「つまらん」という意見に引っ張られて、今のはあえて谷作ってますね。
谷なんて無い方がいいだろうと口尖らせたくなりますが、商品なのでそういうインチキじみた高回転域の演出も必要なのでしょう。

Answer 4

VTECは、高回転型エンジンの低～中回転の、トルク不足をカバーするための機構です。
決して最高性能を上げるためのものではありません。
バイク用でも車用でも同じです。

つまり、エンジンを高回転高出力型でつくって、あとはVTECでカバーする。っていう考え。
VTECだからターボが不要なのではなくターボが不要なくらい性能の良いエンジンだからターボが不要。ってことです。


まぁ、今の時代だと、最高性能よりも燃費重視につかわれていますけどね。


一昔前の性能重視時代のホンダ車だと、ターボよりもスムーズになめらかに高回転まで一気に回り続けるような感覚はターボでは体感できない特性のエンジンでしたよ。